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IPO2019年10月4日

新規上場紹介 ダブルエー 11月1日、マザーズ 婦人靴を国内外で販売

ダブルエー(7683)が11月1日、マザーズに新規上場する。

婦人靴の企画・販売事業を行っている。ブランドは、「ORiental TRaffic」「WA!KARU」など。同社が企画開発した商品をパートナー工場および貿易会社に製造を委託。直営店舗および販売業務を委託している販売代行店、並びに他社の運営を含むEC(電子商取引)サイトを通じて一般消費者向けに小売販売を行っている。

2019年1月期末では、国内において実店舗が94店舗、EC(電子商取引)サイトが7店舗。海外はECサイトを含めて香港中心に21店舗。合計122店舗を展開している。20年1月期の第2四半期末では126店舗(期中に出店8店舗、退店4店舗)。今期末には133店舗の計画。16年に中国最大のECモールへ出店(天猫店)したほか、今年7月には中国初の実店舗を上海に出店。9月にはマカオに初出店した。

国内の実店舗での販売はルミネ、アトレなどの駅ビル、ショッピングセンターなどへの出店で、安定した集客と費用対効果の高い販促施策を目指している。ECサイトでは、自社サイトをはじめ、ZOZOTOWNなどオンラインショッピングサイトに出店。地方の顧客に対応する受け皿としての機能に加えて、いち早く次のシーズン商品の情報を求めている顧客に対して予約販売としての機能を提供している。さらに、発売前の予約販売状況を分析することによって需要予測の高度化(追加発注の判断)と在庫の最適化(欠品による販売機会損失の削減)が可能になっている。

靴業界における既存サプライチェーンの見直しを行い、販売価格に転嫁される中間マージンの低減に努めてきた。今後はそれらの一層の効率化を図る。また、店頭における消費者動向や競合他社の把握・分析のほか、市場全体のニーズ・トレンドを迅速に捉え、顧客満足度の高い商品・サービスの企画開発力の向上に取り組む。さらに、国内のみならず中国・香港を含む全社的な商品供給を支えるために、グローバルな視点に基づいたサプライチェーンマネジメントの向上を進める。ECにおける取り組みでは、利便性の高いスマートフォン向けサイトの構築やポイント特典をはじめとする顧客サービスの充実、最適な顧客リレーションを実現するためのオムニチャネル(実店舗とインターネット通販の融合)強化などの戦略に取り組む。

概要

●事業内容=婦人靴の企画、販売
●本社=東京都渋谷区恵比寿1-20-18
●代表者=肖俊偉代表取締役
●設立=2002年2月
●上場前資本金=5,000万円
●発行済み株式数=470万株(上場時)
●筆頭株主=肖俊偉(上場前82.64%)
●公募株式数=70万株
●売出株式数=20万株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が13万5,000株)
●仮条件=10月10日に決定
●ブックビル期間=10月15日から21日まで
●引受証券=みずほ(主幹事)、SMBC日興、いちよし、SBI、東洋、マネックス、岩井コスモ

業績推移(連結)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.1 11,764 1,053 165.22
2019.1 12,773 1,180 192.51
2020.1(予) 14,631 1,829 292.68
※単位100万円、1株利益は円

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