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IPO2020年3月5日

新規上場紹介 ニッソウ 3月30日、名証セントレックス 首都圏中心でリフォーム事業

ニッソウ(1444)が3月30日、名証セントレックスに新規上場する。現在上場しているTOKYO PRO Marketは3月29日付で上場廃止となる予定。

首都圏を中心に、原状回復工事や住まいの不具合に対応する修繕工事といったリフォーム工事の施工管理業を行っている。顧客は主に中小規模の不動産会社で、個人ではなく法人に特化している。個人からの受注は継続性を見込むことが難しいが、賃貸物件などを扱う不動産会社はリフォーム工事の需要が多いため、それらの不動産会社からの信頼を得ることで安定的・継続的受注が可能と考えている。他社が敬遠しがちな小さな工事に親切丁寧に対応することにより、顧客である不動産会社との信頼関係を構築している。人口が密集しており人の移動の多い東京圏を中心とした事業展開をすることで、景気の影響を受けにくい安定した原状回復工事の受注へとつなげている。

経年劣化した建物や部屋を新築に近い状態に戻す原状回復工事を主力としており、主に賃貸物件での入居者入れ替え時に古くなった内外装の補修および水回りの改修といった工事を行っている。そのほかに、次の入居者を募集するためのハウスクリーニングや、入居中における蛇口からの水漏れやエアコンの改修など、日常発生する不具合を修繕する入居中メンテナンスなどのリフォーム工事も行っている。比較的大規模な工事を行うリノベーション工事も施工している。

首都圏を中心に約500社の各工事分野の専門施工会社との外注施工体制を有している。各専門施工会社の繁閑を踏まえた発注ができることで、工期の遅延を防ぎ、工期の短縮へとつながっている。これが安定した工事の施工、材料の大量発注によるコスト削減が可能となり、競争力につながっている。

創業以来1,700社以上の不動産会社と取引実績があり、年間1万件以上の工事を行っている。

概要

●事業内容=不動産物件のリフォーム工事
●本社=東京都世田谷区経堂1-8-17
●代表者=前田浩代表取締役社長
●設立=1988年9月
●上場前資本金=1億円
●発行済み株式数=46万株(上場時)
●筆頭株主=前田浩(上場前86.45%)
●公募株式数=6万株
●売出株式数=1万5,000株(ほかにオーバーアロットメントによる売出が1万1,200株)
●仮条件=3月10日に決定
●ブックビル期間=3月12日から18日まで
●引受証券=岡三(主幹事)、SBI、むさし、藍澤、エイチ・エス、エース、水戸

業績推移(単体)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2018.7 1,822 96 169.65 0
2019.7 2,214 161 282.28 0
2020.7(予) 2,614 194 315.95 0
※単位100万円、1株利益は円

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