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コラム2026年8月21日

【速報版】竹中三佳の株Catch one’s eye Part.622 「お菓子の総合プロデューサー」寿スピリッツ

全国各地の地域色豊かなプレミアムギフトスイーツを創出

初盆で五島列島に帰省し、手土産に長崎銘菓「九十九島せんぺい」を選びました。五島の銘菓ではありませんが、長きにわたり、素朴な甘さと唯一無二のパリンッとした食感に魅了されてきました。ほくほくと買い込んでいると、従兄弟が「これ、北海道のルタオと同じ会社だよ」とひと言。親会社をたどると、寿スピリッツ(2222・P)に行き着きました。

小樽銘菓ルタオ、東京駅グランスタで人気の「COCORIS」、羽田や東京駅でおなじみの東京ミルクチーズ工場、南青山で一本ずつ手作りするGENDYのプレミアムビターキャラメルバー。北海道から九州まで、地域色豊かなブランドを束ねるお菓子の総合プロデュース企業です。駅や空港の一等地を押さえる販売網を強みに、今年も「JPX日経インデックス400」に選定されました。

注目したいのは、その事業化力です。地域ブランドを全国区へ育てながら、手土産やギフトという底堅い需要を取り込み、第1四半期(4~6月)は売上高が前年同期比10.0%増、経常利益は20.3%増と、いずれも四半期ベースで過去最高を更新。経常利益は約42億円と、市場予想も上回りました。今期(2027年3月期)は売上高845億円(前期比7.3%増)、経常利益206億円(同10.0%増)を計画し、5期連続の最高益更新を見据えます。宮古島の新工場は来年6月の稼働を予定し、首都圏でも新ブランドの投入を進めるなど、成長投資も着実です。

さらに8月には配当方針を見直し、初の中間配当導入と年間45円への増配を打ち出しました。株主還元を強化しながら成長投資も続ける姿勢は、経営の自信の表れとも映ります。残暑から歳暮商戦へ向かう需要期を追い風に、“喜びを創り喜びを提供する”寿スピリッツが、その強みをどこまで利益成長へ転換できるのか注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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