6月16日（火）のマーケット 
昨日のNY市場ではNYダウが一時762ドル安と大幅下落を見せる場面がありましたが、FRBが緊急融資プログラムを使い広範な社債買い入れを発表したことが好感され主要3指数が上昇。本日の東京市場でもこれらを好感して、日経平均は大きくギャップアップでのスタート。昨日の大幅下落の戻しを試しながらの推移でしたが、後場には「米政府が1兆ドル（107兆円）のインフラ投資計画」と報じられ上げ幅を拡大。米国の景気回復期待から幅広い業種が買われ、昨日の下げ幅を上回る上昇幅。昨日とは真逆の展開で東証33業種で全業種が上昇の全面高商状。大引けは1051円高と3月25日以来、1000円幅超の上昇です。
新興市場ではジャスダック平均は4日ぶりに反発。SAMRAI＆Jがクラウドファンディングで新サービスを発表しストップ高。イナリサーチもストップ高。テラ、ワークマンが反発。対して前日まで2日連続ストップ高となっていたレカムは反落。マザーズ指数も4日ぶりに大幅反発。4.5％弱の上昇と昨日の下落率を上回る上昇率で大台の1000ポイントを回復。ソレイジアが買われストップ高。また、再生医療関連のセルソースもストップ高です。また、オンラインショッピング関連のジェネバが5月売上高が単月で過去最高となりストップ高。一方でナノキャリア、フリーは売られました。
チャート上では大陽線。5日移動平均線（2万2403円）を回復。昨日割り込んだ200日移動平均線（2万1765円）も1日で回復となり、上昇トレンド継続が印象付けられる形です。
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【日経平均1051円高 5G関連 ウイズ・コロナ相場の本命】
日本証券新聞6月17日（水）紙面1面TOP記事掲載
強いものはより強く
16日、東京株式市場は劇的な巻き返し人気に沸いた。日経平均は後場に一時、1,093円高の2万2,624円まで切り返し、前日の774円安を完全に帳消しにする猛反騰となり、大引けは1,051円高。4ケタ上昇は3月25日以来。TOPIXはザラバで66.8ポイント高の1,597.58ポイントと、これまた前日の下げ幅39.9ポイントを大幅に上回った。土砂降り状態から晴天へと、相場つきは一変。個別銘柄をチェックすると、あらためて強さを実感させるのが5G関連株だ。
レーザーテック(6920)は上場来高値を更新。アンリツ(6754)、富士通(6702)、NEC(6701)の3銘柄も高値奪回への足場が固まってきた。疑心暗鬼が付きまとう「ウイズ・コロナ相場」を乗り切る物色候補の本命になる。
次世代通信規格「5G」絡みの半導体関連株として、株価ばく進が続くレーザーテックは16日、一時、10.8%高の1万360円と権利落ち修正後では上場来初の1万円台に乗せた。3月安値3,905円から、3カ月で株価は2.6倍。この日、任天堂(7974)やトヨタ(7203)を上回って東証売買代金ランキングでは堂々、第3位に躍進した。
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今日の市況概況
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6月16日（火）☆[概況/大引け]
日経平均は1,051円高の22,582円。米インフラ計画準備と報じられ、日経平均は上げ幅拡大
大引けの日経平均は22,582.21円の1,051.26円高、TOPIXは1,593.45ポイントの62.67ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は2,104、値下がり銘柄数は48。出来高は15億5,476万株、売買代金は2兆7,542億円。
FRBが米国企業の社債購入と資本市場で資金調達できない企業向け融資も開始したと発表したため、米国で中小企業の倒産が減ると期待されたことに加えて、トランプ政権が景気てこ入れ策の一環として1兆ドル(約107兆円)に近いインフラ計画の提案を準備していると報じられたことも好感され、日経平均は反発を強めた。
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