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概況/米国市場2024年4月5日

4月4日の米国株式市場でNYダウは4日続落。ミネアポリス連銀総裁発言と大統領のイスラエルへの警告が要因

4月4日の米国株式市場でNYダウは4日続落、S&P500とナスダックは反落。
主要3指数とも中盤までは上昇していたが、ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁が「インフレ率が横ばいで推移し続けるなら、利下げを行う必要があるのか疑問視される」と発言したため終盤に下落した。

イスラエル軍の誤爆によりパレスチナ自治区ガザで米民間団体「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」の職員7人が死亡したことを受けて、バイデン大統領が「人道支援にあたる人々への攻撃は容認できない」と述べ、イスラエルが問題に対処しなければ、米国のイスラエル支援を見直す可能性を示唆したことも株価下落要因と言われている。

冷凍ジャガイモなどの野菜をレストランや小売業者に販売しているラム・ウェストンは売上高予想を下方修正したことで急落した。

顧客情報管理(CRM)のハブスポットは、グーグルの親会社のアルファベットが買収を検討と報じられたことで買われたが、セールスフォースは競争激化懸念で下落した。

ナスダックではAMDとエヌビディアが売られたが、テスラはインドに輸出するため、右ハンドル
車の生産をドイツ工場で開始したと報じられ続伸となった。

NYダウ工業平均は前日比530ドル(1.36%)安の38,596ドル。ナスダック総合指数は前日比228ポイント(1.40%)安の16,049。S&P500指数は前日比64ポイント(1.23%)安の5,147。

NYダウ採用銘柄はセールスフォース、3M、アメリカン・エキスプレスなどが売られ、シェブロンとウォルマートは下落を免れた。上昇は2銘柄、下落は28銘柄。

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