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概況/米国市場2022年9月24日

9月23日の米国株式市場は4日続落。英国の経済対策が裏目に

9月23日の米国株式市場は4日続落。
英イングランド銀行は22日に7会合連続の利上げを発表し、0.5%の利上げは前回会合の8月に続く大幅な上げ幅。
英トラス政権は景気悪化に歯止めをかけるために、23日に経済対策を発表し、個人所得税の引き下げと国債増発計画を公表したが、市場では財政悪化懸念から英国債利回りが急騰し、通貨のポンドは急落、英国株も売られた。
欧州株も売られ、世界同時株安が警戒され、NYダウは一時826ドル安となった場面もあった。

世界的な金融引き締めが景気減速を招き、原油需要が減退するとの見方からNY原油先物が反落し、1バレル=78.74ドルと80ドル割れとなったため、エクソン・モービルやシェブロン、オキシデンシャル・ペトロリウムが売られた。
バンク・オブ・アメリカやシティグループなどの銀行株も安い。景気敏感株のボーイングも下落。

ナスダックではテスラやアマゾン、AMD、ネットフリックス、コストコが売られた。

NYダウ工業平均は前日比486ドル(1.62%)安の29,590ドル。ナスダック総合指数は前日比198ポイント(1.80%)安の10,867。S&P500指数は前日比64ポイント(1.72%)安の3,693。
  
NYダウ採用銘柄はシェブロン、ボーイング、キャタピラーなどが売られ、ホームデポとジョンソン&ジョンソンは買われた。上昇2銘柄に対して、下落は28銘柄。

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