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コラム2022年8月17日

【本日のマーケット】8月17日(水)

8月17 (水)のマーケット                                                                   

8月16日の米国株式市場でNYダウは5日続伸。ウォルマートとホームデポの決算がアナリスト予想を上回り、ターゲットやロウズなど他の消費関連も買われた。一方、長期金利の上昇を受け、ハイテク株は売られ、ロブロックスやサービスナウは下落。NYダウは前日比239ドル(0.71%)高の34,152ドル。ナスダックは小反落。コインベースやネットフリックス、モデルナが売られ、消費関連のアマゾンとコストコは高い。NASDAQ総合指数は前日比25ポイント(0.19%)安の13,102。S&P500指数は前日比8ポイント(0.19%)高の4,305。

日経平均は大幅反発となり、1月5日以来の2万9000円回復となった。今回の決算発表では通期業績予想を上方修正した企業と自社株買いを発表した企業が多かった。お盆明けによる投資家層の復帰への期待も意識された。プライム市場では、7月の貿易統計で半導体不足が解消方向で自動車輸出が回復してきているため自動車株が買われた。海運も反発し、株高による運用成績向上期待で第一生命など保険も高い。メルカリやレオパレス21が上昇。一方、Wスコープは利食い売りで反落した。

スタンダード市場では、Abalanceと日本出版貿易、ウエストHDが大幅続伸、光・彩が反発。ウルトラファブリックスはいちよし経済研によるフェアバリュー引き上げが好感された。ソフトウェアサービスは7月が減収となり売られた。ハーモニックは続落となり、協和コンサルは反落。

グロース市場では、FRONTEOと窪田製薬が反発し、シェアリングTやプレイドやジモティー、Kudan、霞ヶ関キャピタルが大幅高。EDPは利食い売りに押された。総医研は今期減益計画で大幅安となり、カオナビはいちよし経済研によるレーティング引き下げで売られた。

チャート上では、寄付き安値で大引け高値の「陽の丸坊主」。大陽線となり、1月5日以来の2万9000円乗せ。次の節目は年初来高値の2万9388円となる。

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日経平均 2万9,000円乗せ(1/5以来)
日本証券新聞8月18日(木)紙面1面TOP記事掲載

売り方の“尻に火”!? 買い戻し候補は…

17日の日経平均は353.86円高の高値引けで、1月5日(年初来高値=2万9,332.16円)以来の2万9,000円乗せとなった。4月22日以来の高値水準を付けてきたニューヨークダウと歩調を合わせた動き。10日の米CPI(消費者物価指数)効果を受けた日米での市場マインド回復が鮮明となっている。

16日のニューヨークダウ構成銘柄上昇率トップとなったウォルマートの値動きは象徴的だろう。決算内容が事前予想を上回ったとして評価されたが、そもそもこの株、7月25日に今1月期収益見通しを下方修正して急落した経緯がある。ところが、下方修正直前株価131.45ドルに対して16日終値は139.37ドルと、はっきり上回ってきている。

実態評価というよりも、弱気に振れ過ぎていた市場心理の反転が進んでおり、その過程で売りポジションの解消や現金比率を高め過ぎていた一部機関投資家の打診買いなども誘って、いわば買いが買いを呼ぶ展開となっているようだ。

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今日の市況概況
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8月17日(水)☆[概況/大引け]

日経平均は353円高の2万9,222円と高値引け。挽回生産で自動車株が買われ、これまで敬遠されてきたメルカリやレオパレスも高い

大引けの日経平均は353円高の2万9,222円、TOPIXは25ポイント高の2,006ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,445、下落銘柄数は335。出来高は11億3,529万株、売買代金は2兆8,671億円。
日経平均は終値で1月5日以来の2万9,000円回復となり、本日の高値で取引を終えた。

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