6月18日のNYダウは小幅続落、ナスダックは小反発。
FOMCは政策金利を据え置き、声明文から「失業率とインフレ率の上昇リスクが高まった」との文言を削除した。
FOMCメンバーによる金利見通しは、2025年末時点の中央値が3.875%で据え置かれ、年内の利下げ回数が2回と前回の想定が維持された。
ただ、パウエルFRB議長が会見で「労働市場は利下げを強く求めていない。企業は今の状況を乗り越えようとしており、3カ月前より姿勢は前向き」と述べ、利下げを急がない姿勢を示したため、終盤に値下がりとなった。
ビザやマスターカードが売られた。
ウェルズファーゴなどの金融株は上昇した。
ナスダックではコインベースやマーベル・テクノロジーが買われ、ペイパルは売られた。
NYダウ工業平均は44ドル(0.10%)安の42,171ドル。ナスダック総合指数は前日比25ポイント(0.13%)高の19,546。S&P500指数は前日比1ポイント(0.03%)安の5,980。
NYダウ構成銘柄はビザ、ボーイング、セールスフォースなどが売られ、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェース、メルクなどが買われた。上昇は15銘柄、下落は15銘柄。