大引けの日経平均は396円安の3万8,488円、TOPIXは16ポイント安の2,792ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は657、下落銘柄数は891。出来高は14億3,226万株、売買代金は3兆6,462億円。
米国が週末にイラン攻撃の観測報道で日経平均は反落した。
原発に必要なウランの濃縮率は3～5％程度だが、核兵器にするには90％以上に高めることが必要。
イランは濃縮率を60％まで高めたウランを400キログラム以上貯蔵している。数週間で90％に濃縮できるとされ、9発程度の核爆弾の原料になるとみられている。
だが、核爆弾を製造するには数カ月は必要で、それをイスラエルまで届く中距離弾道ミサイルに搭載して爆発させる技術を獲得するには最大3年かかると米当局が推定しているとCNNは6月17日に報じた。
つまり、米国政府は1週間以内にイランへの攻撃を急ぐ必要はないため、軍事介入は米国内でも軋轢を増すとみられている。
アドバンテストなど半導体関連が売られた。
トレンドマイクロ(4704)が安い。
第一三共やアステラス製薬などの医薬品も売られた。
一方、サンリオはアニメ制作のIGポートとの資本業務提携を発表したため、サンリオのキャラクターのアニメ化で海外での知名度が高まると期待された。
セガサミーは18日にマネジメントミーティングを開催し、株価バリュエーション向上への積極的な取り組みを行っている姿勢が示されたことで大幅高となった。

業種別下落率上位は医薬品、電機、輸送用機器、金属、化学で、上昇率上位は水産農林、陸運、小売、鉄鋼、電力ガス。（W）