東アニ、バンナムHDなど恩恵享受
世界累計発行部数が6億冊を突破した、愛する『ONE PIECE』は、もはや単なる人気漫画の枠を超え、巨大な経済圏を生み出すグローバルIP(知的財産)へと成長しています。この驚異的な数字は、日本コンテンツが世界市場を席巻する象徴的な指標と言えます。
現在、この勢いを強力に後押ししているのがNetflixの実写版シリーズです。2023年のシーズン1は世界93カ国でトップ10入りを果たし、同下半期の視聴時間で世界1位を記録しました。そして今月配信が開始された待望の「シーズン2」は、初動から各国ランキングで首位を独占する勢いを見せています。このヒットは新規ファンの流入を促し、原作やアニメへの回帰を生むことで、IPの寿命を延ばす好循環を生み出しています。
この恩恵を受けているのが、アニメ制作を担う東映アニメーション(4816・S)です。実写版の成功は同社の海外売上高比率の向上に直結しており、版権事業が収益の柱として盤石な地位を築いています。また、世界的なヒットを記録している「ONE PIECEカードゲーム」やフィギュアなどを展開するバンダイナムコホールディングス(7832・P)も、トイホビー部門での成長が著しく、IP活用による収益力の高さが際立っています。
物語は最終章に入ったとされ、今後は原作、アニメ、配信ドラマ、ゲーム、玩具といった複数メディアを横断した消費がさらに活発化する可能性があります。世界規模で「原作回帰」と関連商品需要が連動するこの構図は、日本コンテンツ企業にとって歴史的な成長機会となると期待されます。日本発IPが生み出す経済効果の広がりと、関連企業の収益動向、そして物語の行方に注目しています。
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。
※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

