決算発表延期直後の急落は買い!?
今年に入って、主要企業で決算発表延期発表が目立つ。5連休前の1日引け後に発表したサンリオ(8136・P)は、同社常務が不適切報酬を受け取っていた疑いから特別調査委員会を設置したことが延期の背景。「ブランドイメージを毀損(きそん)する」として、全面高地合い下の7日に一時10.0%安まで売られたが、8日は一転急反発となった。不適切報酬自体は公表済みであり、既に昨年8月最高値1,737円から半値以下(52.8%安)まで売られて1年半ぶりの安値水準となっていたためだ。ちなみに、今年決算発表延期を発表した主な銘柄の直後の推移は表の通り。いずれも直後は5~10%程度の急落となるが、直後からいったんは急反発に転じている。それほど意外感のない決算発表延期で急落したところはリバウンド狙いのチャンスと言えるのかもしれない。
なお、サンリオが10年間の長期ビジョンで「時価総額5兆円」を掲げたのは昨年5月13日のこと。8月高値時には2兆円を優に超えていたが、現在は1兆1,000億円強まで押し戻されている。同社が2023年5月に「1兆円目標」を打ち出した際にも、8月高値形成から一転、34.4%の急落を強いられた経緯がある。前回はその後1年足らずであっさりクリアしたものだが、さて今回は…。(K)
| 決算発表延期発表銘柄のその後 | ||||||||
| 発表日 | 銘柄 | コード | 翌日(当日)安値(A) | 下落率 | その後3日以内の高値(B) | 形成日 | A→B | 戻り率 |
| 2月6日引け後 | KDDI | 9433 | 2,512円 | ▲10.25% | 2,757円 | 3日後 | △9.75% | 85.36% |
| 4月14日引け後 | バリュークリエーション | 9238 | 561円 | ▲4.59% | 580円 | 翌日 | △3.38% | 70.37% |
| 4月24日寄り前 | 第一三共 | 4568 | 2,488円 | ▲10.82% | 2,692円 | 3日後 | △8.19% | 67.54% |
| 4月27日引け後 | ニデック | 6594 | 2,309円 | ▲5.67% | 2,632円 | 3日後 | △13.98% | 232.37% |
| 5月1日引け後 | サンリオ | 8136 | 818.8円 | ▲10.01% | 899円※ | 翌日※ | △9.79%※ | 88.03%※ |
| (※サンリオは急落日の「翌日高値」で計算) | ||||||||
