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コラム2026年6月19日

【本日のマーケット】6月19日(金)週末版 鈴木一之氏特別寄稿

6月19日(金)のマーケット                                                                   

米国とイランが戦闘終結に向けた覚書に署名したことが好感され、6月18日の米国株は反発した。マーベル・テクノロジーはキーバンクキャピタルが目標株価を引き上げたことで買われ、マイクロン・テクノロジーはウェドブッシュ証券による目標株価の引き上げが作用した。インテルが上昇。トランプ大統領が投稿で「米国で半導体を設計し製造する必要があるため、自分はインテルを支援すると決めた」「アップルはインテルと協力し、米国内で半導体を設計・製造することに同意した」と伝えた。アクセンチュアは通期増収率予想のレンジの上限を下げたことで大幅安となった。NYダウは前日比72ドル(0.14%)高の51,564ドル。NASDAQ総合指数は前日比496ポイント(1.91%)高の26,517、S&P500指数は前日比80ポイント(1.08%)高の7,500。

日経平均は朝方7万2000円に接近したが、プライム市場では下落銘柄が多く、TOPIXは買い一巡後からすぐに反落した。バンス米副大統領がイランとの協議のため渡航を18日から延期したため、日経平均も後場下落も引けはプラス。フジクラは業績上方修正でストップ高となり、他の電線株も大幅高。メガバンクの下げが目立った。米国でアクセンチュアが通期のレンジ予想の上限を下げ大幅安となったため、NECやベイカレントが売られた。

スタンダード市場では、北川精機やニッカトーが反落し、JETは4日続落。電線株のJMACSはフジクラの連想買いでストップ高。有機合成薬品はシリコンウエハー表面処理剤で半導体関連として買われストップ高。サンコールは光通信用コネクターの生産能力増強で急騰。

グロース市場では、パワーエックスやアストロスケールが売られ、GOは公開価格を割り込んだ。一方、サクシードとアスタリスクは大幅続伸。オキサイドは反発。米国の年内利上げ観測により円安となったため、訪日観光客の増加期待でHANATOURが買われた。

日足チャート上では、  長めの下ヒゲを伴う陰線。ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(7万1859円)で頭を抑えられたが、下値は5日移動平均線(7万185円)上をキープして週末を迎えた。7連騰と急騰を見せたが、7万2000円を目前にしてスピード調整となった。週足では大陽線を示現。記録的な上昇でボリンジャーバンドのプラス2シグマ(6万8615円)を大きく突き抜けており、一旦の調整も考えられる水準となった。

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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。日経平均が 71,000 円の大台を突破しました。あまりの上昇ピッチの速さに驚きを禁じ得ません。どこかで大きな調整があるのではないかと警戒心が先に立ってしまいます。

日経平均の大台超えは単なる価格帯の節目を超えたというだけではなく、市場参加者のセンチメントを大きく変える出来事でもあります。

株式市場ではこれまで「米国経済の先行きは大丈夫か」、「オイルショックを上回る中東情勢の激変は加速しないか」、「FOMC が利下げモードを停止したことは株価の重石にならないか」、「データセンター投資は過剰ではないか」などの数多くの懸念材料が存在しました。しかしそれらの懸念要因は今ではひとつ残らず好転しています。これこそが市場のセンチメントの変化です。

米国経済は安定した拡大を続けており、同時にインフレ指標も落ち着いています。FOMC は市場の期待どおりに政策金利据え置きを決定しました。米国とイランの紛争はまがりなりにも和平合意が成立し、その立役者がトランプ大統領です。

スペースXは初値人気が高まり世界最大の IPO も無事に吸収しました。日銀も混乱なく利上げ再開に踏み切っています。恐ろしいほどの幸運に恵まれた株価上昇です。むしろそのような状況だからこそ小さな変化にも気を払うべきです。

為替市場では静かに161円台に入りました。好調な相場状況に水を差すつもりはありませんが、来週からは少し波乱の展開も考慮しておくべきではないでしょうか。

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【フジクラ増額 AI関連はさらに加速
日本証券新聞 6月22日(月)紙面1面TOP記事掲載 

中東情勢緩和で業績改善ペースアップ

19日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は寄り付き直後に7万2,000円に迫る場面があった。主役はこの日もAI関連だったが、ポジティブサプライズとなったのが、フジクラ(5803・P)の増額修正。同社は5月14日の取引時間中に発表した2027年3月期の決算が市場コンセンサスを大幅に下回り、ストップ安まで売られた。しかし、18日の引け後に、上期・通期業績予想の上方修正を発表し、一転ストップ高に。ちなみに、同社の上場来高値は決算発表に対する期待が高まった5月14日の7,933円(株式分割考慮)で今月11日の安値3,888円まで、4,045円(50.9%)下落していた。

フジクラの通期売上高は前期比23.6%増の1兆4,620億円(従来予想は1兆2,430億円)、営業利益は同64.2%増の3,100億円(同2,110億円)。増額の理由は①ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)から光部品の大型受注があったこと②販売価格の上昇③光ファイバーの生産に欠かせない水素不足影響が当初見込みより緩和すること。①は一時的要因だが、②はポジティブ、③は今後の成長に対する安心感につながった。

フジクラの増額を受け、電線・光ファイバー関連の古河電工(5801・P)がストップ高(7,000円高の5万3,360円)、住友電工(5802・P)が10%超の上昇。半導体関連も買われキオクシアHD(285A・P)は初の10万円乗せ。

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今日の市況概況
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6月19日(金)☆[概況/大引け] 

大引けは戻し196円高

大引けの日経平均は196円高の7万1,250円、TOPIXは23ポイント安の4,044ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は649、下落銘柄数は873。出来高は31億5,419万株、売買代金は14兆609億円。
日経平均は朝方7万2,000円に接近したが、プライム市場では下落銘柄が多く、TOPIXは買い一巡後からすぐに反落した。
バンス米副大統領がイランとの協議のため渡航を18日から延期したため、日経平均も後場は下落したが、大引けはプラスに戻した。

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