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IPO2026年7月16日

【速報版】IPO社長会見 チャットプラス 生成AIをいち早く取り込んだチャットボットシステム

チャットプラス(598A)が7月15日、グロースに上場した。AIを活用したチャットボットシステムを開発、販売している。初値は公開価格の2.1倍の2,284円。上場当日の会見で、大江繭子代表取締役社長が話した内容のポイントは次の通り。

2016年にサービス開始……当社は「コミュニケーションによる感動を最大限に追求し、AIを駆使した全自動社会を最速で実現する」をミッションに、企業の問い合わせ対応を起点に生産性向上と顧客体験の向上をチャットボットで支援している。16年にシナリオ型と呼ばれるルールベースで回答までガイドするチャットボットサービス、「ChatPlus」を開始し、世の中のDX(デジタルトランスフォーメーション)加速、生成AIの普及という2つの波を成長機会に変えながら進化してきた。生成AIをいち早くサービスへ取り込み、「AI AgentPlus」や「FAQPlus」を展開した結果、売り上げは継続的に拡大している。市場の変化を先取りし、AIを企業の業務で実際に活用できる仕組みへと進化させてきたことが当社の成長の源泉。

「AI AgentPlus」が成長をけん引……現在、3つのサービスを展開。「ChatPlus」は、当社の安定したストック収益を支える基盤。「AI AgentPlus」は、チャットプラスを進化させたAIエージェントサービスで、問い合わせへの回答だけでなく、設定や運用改善までAIが支援し、現在の成長を最もけん引しており、この両輪が当社の強み。「FAQPlus」は、マニュアルやPDFなどの資料から、AIがFAQ(よくある質問)を自動生成し、その後の更新や改善まで継続的に支援する。3つのサービスでお客さまの課題に応じた提案が可能となり、継続利用やアップセルにもつながっている。売上高の94%をストック型収益が締め、安定した収益基盤を有している。自社プロダクトの活用やAIの利用などで高い生産性を維持。(従業員が)22人という体制で固定費を一定水準に抑えられている。今後も40%以上の営業利益率を維持できるよう努める。

競争優位性は3点……チャットボットは問い合わせ効率化のイメージが強いが、当社が考える役割はそれだけではない。コスト削減、顧客満足度向上、商談機会の創出、データ活用、従業員の生産性向上まで、コミュニケーションを起点に企業全体の価値向上に貢献できることが当社の強み。競争優位性は3つ。1つ目は、営業やカスタマーサクセスが顧客課題を直接把握し、開発へ反映する迅速なPDCAサイクル。2つ目は、長年のチャットボット技術と生成AIを組み合わせ、他社が模倣しにくいサービス。AIが自然に会話するだけでなく、企業ごとの業務ルールに従って正確に判断し、必要な処理まで実行できる点が大きな特徴。3つ目は、中小企業から大企業まで幅広い企業規模業種に対応できる柔軟性。特定の業界や大口顧客に依存しないバランスの取れた顧客基盤を構築している。幅広いお客さま層が安定したストック収益を支えるとともに、「AI AgentPlus」のアップセル機会を生む重要な資産となっている。

拡販余地は大きく……今後も「AI AgentPlus」は当社の成長をけん引する中核サービスとして注力する。平均単価は月額約20万円、売上高に占める割合は約40%である一方、アカウント数比率は約10%にとどまっている。このため、既存顧客への拡販および新規導入の余地は大きく、AIエージェントプラスの構成比が高まることで、収益基盤および顧客基盤のさらなる強化につながると考えている。われわれの製品は複数のAIの技術を取り込んで開発をしている。AIの技術が上がれば上がるほど、当社のプロダクトの精度も上がっていくので、市販のAIに直接取って代わられるということはなかなかないかと思う。

日本の現地法人が海外で利用……「ChatPlus」は既に13カ国語に対応しており、クレジットカードでの購入も可能。海外からの直接の申し込みもあるが、日本企業の現地法人で使っていただいており、例えばタイの現地スタッフがお客さまとのやりとりをタイ語でしている。タイに限らず、インドとか東南アジア中心にいくつか使われている。海外企業への販売では現状は具体的には考えてはいないが、売らないというわけではなくて、今はそこまでプライオリティが高くないと思っている。

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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