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コラム2022年1月5日

【本日のマーケット】1月5日(水)

1月5(水)のマーケット                                                                   

1月4日の米国株式市場でNYダウは続伸。ISM12月製造業景気指数は58.7と11月の61.1から低下し、市場予想の60も下回ったが、景気回復期待からNYダウは連日の最高値更新となった。フォードは電動ピックアップトラック「F-150ライトニング」の生産能力を倍増すると発表したことで急騰。NYダウは214ドル(0.59%)高の36,799ドル。ナスダックは金利上昇を受けて大幅反落。テスラとアップル、エヌビディアが反落。。NASDAQ総合指数は前日比210ポイント(1.33%)安の15,622ポイント。S&P500指数は前日比3ポイント(0.06%)安の4,793。

本日の東京市場は、もみ合いでのスタート。昨日のNYダウは続伸で連日の最高値更新となったが、米国長期金利上昇でハイテク株が売られナスダックは1.3%超の反落。昨日の大幅上昇の反動もあり、前日終値近辺での推移となった。主力大型株物色が顕著となり、時価総額首位のトヨタが売買代金4位と物色され大幅上昇。また、ソニーグループも米国で開催されているデジタル見本市の記者会見でEV事業に本格参入の意向を示し、3.6%超の上昇となった。大引けの日経平均は30円高の2万9,332円と続伸。売買代金は3兆1,333億円と3兆円超え。TOPIXは9ポイント高の2,039ポイント。

新興市場は下落。JASDAQは反落。ワークマンが月次売上高で売られ、田中化研が反落し、ウエストHDが安い。対して3Dマトリックスは続伸となり、製造業請負派遣のnmsが急騰した。ソーバルはソニー関連で急伸。マザーズ指数は5%超の大幅下落となり、2020年5月以来の水準となった。FRONTEOやメルカリが売られ、前日まで9連騰していたステラファーマは大幅反落。一方、3Dプリンター関連のJMCは4日続伸。インテMはカナダ企業と提携を発表しストップ高。

チャート上では、上下にヒゲを伴い実体線の短い陽線。昨日に続き一目均衡表の雲の上に位置。

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すべての道は「トヨタ」に通ず
日本証券新聞1月6日(木)紙面1面TOP記事掲載

円安、バリュー株シフト、オイルマネー、EV強化、米販売首位…

箱根駅伝にも登場したトヨタ新型「bZ4X」

トヨタ自動車(7203)が一時4.7%高で実質上場来高値、ソニーグループ(6758)も一時5.0%高で約22年ぶり高値。この2社はTOPIX上昇寄与度で他を引き離す1、2位だ。1980年代前半の国際優良株(ブルーチップ)相場を彷彿(ほうふつ)とさせるような流れになってきた。デンソー、東海上、三井物、オリックスなど時価総額3兆円以上の大型株にも昨年来高値更新が相次ぐ一方、マザーズ指数は昨年5月以来の安値に売られる(下落率も昨年来最大)二極化展開。その昔と同様に、オイルマネーの流入が指摘されるところ(4日には石油輸出国の会合も開催された)。

そして、この日については、これまで一貫して相場を牽引してきた半導体関連も後景に退き、より出遅れ感、割安感を残した大型優良株にスポットライトが当たっている。米国インフレ懸念の高まりを起点とした長期金利上昇、グロース株→バリュー株シフト、ドル高・円安――などの流れが、こうした銘柄群への見直しにつながっている格好だ。

なかでも主役人気を博しているのがトヨタ。

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今日の市況概況
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1月5日(水)☆[概況/大引け]

米長期金利上昇を受け財務・収益が固い大型株は買われたが、中小型株が売られ、日経平均はもみ合い

大引けの日経平均は30円高の2万9,332円、TOPIXは9ポイント高の2,039ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,008、値上がり銘柄数は1,092。出来高は12億5,972万株、売買代金は3兆円1,333億円。
米国の11月の雇用動態調査で、自発的な離職件数が前月比37万件増の452万7千件と過去最高を更新した。

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