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インタビュー2022年1月1日

ビーグリー(3981・東証プライム)


【会社名】ビーグリー(3981・東証プライム)
【実施日】2022/03/18
【スピーカー】取締役管理部担当役員兼広報IR室長 櫻井祐一 氏

※本テキストは2022/3/18(金)にビーグリーが参加した「個人投資家向け会社説明会」での講演内容をまとめたものです。
Beaglee個人投資家向け説明会資料
ビーグリー取締役の櫻井でございます。本日はこういった悪天候の中わざわざ足をお運びいただきまして誠にありがとうございます。

せっかく来ていただいたので「来てよかったな」と皆さんに思っていただけるような、そういった場を提供できればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

それでは説明を始めさせていただきます。まずは我々ビーグリーの紹介からさせていただこうと思います。

①会社概要

①-1:Beagleeについて

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会社概要になります。創立は2004年。もともとチャイニーズアメリカンの方がゲームで立ち上げた日本法人というところからスタートしまして、その後に電子コミック、漫画の市場に出て、そこから伸ばしてきました。

2013年に今の代表の吉田にバトンタッチしまして、株主も代わり、そこから上場を目指して業績を伸ばし、2017年に東証マザーズ(当時)に上場しました。

その吉田は、後ほど説明しますが「まんが王国」というコミックサイトを推進、成長させてきた人間でございまして、当社の代表を2013年から長年、務めております。

①-2:社名の由来・経営理念

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社名の由来と経営理念になります。経営理念は「固定観念にとらわれる事なく新しい発見と進歩を求め続ける」で、特にITベンチャーはそうなんですけれども時代の変化が非常に激しいので、固定観念ではなくて“常に変化し続けよう!!”と、そういったところがあります。

ミッションは、エンタメ業界の中で「クリエイターとファンを繋ぎ、新たな価値を創造する」。

そして今後、これは後ほどご説明させていただきます中期経営計画の大きな戦略にもなりますけれども、ビジョンとして「グローバルで通用するコンテンツプロデュースカンパニーへ」といったものを掲げております。

社名のビーグリーはチャールズダーウィン、「進化論」で有名なチャールズダーウィンが世界航海に使用した船の名前「Beagle」号に由来しております。チャールズダーウィンがいう進化論、「生き残るものが強いのではなくて、変化に対応するものだ」ということで、我々もしっかり変化に対応して勝ち続けていこうと、そういった想いが込められております。

①-3:事業構成

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事業構成です。電子コミックのサイト「まんが王国」を中核とした「プラットフォームセグメント」、そして、1年半前に買収したぶんか社グループを中核としたコンテンツを作成する「コンテンツセグメント」、この2つのセグメントから成っておりまして、「創る」「選ぶ」「届ける」をワンストップで提供するコンテンツプロデュースカンパニーということになっております。

ここも後ほど説明させていただきますが、この2つのセグメントを持っているというのが、ビーグリーの特色でもあり強みでもあります。

競合他社のように、ずっと我々もプラットフォームセグメント「まんが王国」で成長してきたんですけれども、やはり、その根っこの部分のコンテンツを持っているといったことは、今もそうですし、この先も大きな差別化要因になってくると考えておりまして、この“コンテンツセグメントを持っている”というのが、やはりビーグリグループの特色であり強みであるというところは、ご理解いただけると非常に良いのかなと思います。

①-4:「プラットフォームセグメント」のビジネスモデル

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「プラットフォームセグメント」のビジネスモデルを図で描かせていただきました。「マーケティング戦略の柔軟性と収益性向上を両立」ということで、簡単に言いますと、作家様や出版会社様から許諾をいただき、そういった作品を電子書店にある「まんが王国」で流す、そこにユーザー様から課金していただいて収益を得るといったモデルになっているんですけれども、ビーグリーの特色としては、作家様あるいは出版社様と直接契約する、これが基本、ほとんどすべてがこのようになっております。

何が一般的な会社と違うのかと言いますと、やはり皆さん取次を介するので、実は参入障壁がそこまで高くない業界ではありまして、取次会社を使えば契約は取れる。ただ、そうすると一時取次、二次取次と、いろいろ使う会社もあるのですが、中抜き、マージンを取られてしまう。ビーグリーは直接取引することで、そういった中間マージンを排除、高い収益性を維持していく、という違いがございます。

特にビーグリーは作家との直接のネットワーク、許諾が非常に多いというのが特色でありまして、最初にお話ししましたとおり、チャイニーズアメリカンが何も知らないところからこの業界に入って、じゃあどうしていこうかと試行錯誤して、契約を取る時に直接どんどん作家に営業していったと、そういった歴史がありまして、業界からは「異端児」みたいな扱いだったころもあるんですけれども、おかげさまでそういったアセットが蓄積して、今ではうちの大きな資産となっているわけです。

集客面でも直接、代理店を介さずに自分達で効率的にユーザーを獲得するといったところも強みとしてあげられると思います。

①-5:「まんが王国」とは

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「まんが王国」の説明になります。昨年から「どこよりもお得な」という「お得感No.1を獲得」戦略をうたっておりまして、お陰様で会員数も6百万人を超えてきております。ダウンロード数は16億冊。先ほど申し上げた通り、やはりライセンサーとの直接契約が非常に多くて、タイトル、こちらも1800件以上ということで、常時3000タイトル以上の無料タイトルを用意しています。

実は、ここが「まんが王国」の特色になっておりまして、無料タイトルというのは、どこの電子コミックの会社もやってはいるんですけれども、大体、数ページ見るとすぐに、課金しないと続きが読めないといったことになるんですけれども、当社は作家様との直接契約で、いろいろ交渉が柔軟にできるので、「3巻無料」などと無料で読める話数が多く、そこからしっかりと選んで・読んでいただくといったことで、非常に満足度も高いサイトになっています。

①-6:「まんが王国」の利用者構成

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「まんが王国」の利用者構成になります。一般の利用者に比べて女性のユーザー、特に20代から40代の女性が多い。主婦層の方々が非常に多いというのが特色になっております。男性向けはけっこう「読むものが決まっている」方が多いんですけど、女性は「コンテンツに出会いファンになる」といったところですね、そこをビーグリーがプロデュースして、かなり熱い支持を得ているといったところに特色があるかなと思います。

①-7:novelba(ノベルバ)・IPプロデュース

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「まんが王国」以外のサービスということで「ノベルバ」というのが挙げられまして、ここが今後の成長ドライバーとして非常に期待しているところです。小説投稿サービスの会社で、当社が数年前に買収した会社をその後に合併していちサービスとして展開しているのですが、こちらのライトノベルと言われるような分野がこの数年、非常に伸びてきておりまして、こちらの作品(小説)を漫画にするといった取り組みが今後非常に伸びることが期待できる分野になっております。

それ以外の「IPプロデュース」ではゲームやグッズなど様々なIPプロデュースを展開しております。

①-8:コンテンツセグメント

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こちら「コンテンツセグメント」になりまして、1年半前に買収したぶんか社グループを中心とした会社で、今は私が代表を務めさせていただいています。こちらもやはり女性向けの漫画を得意にしておりまして、ここの女性向けの漫画というのがデジタルとの親和性が非常に高いんですね、なので今デジタルの売上が伸びて、高い成長率を維持しているといったところに特色があります。

それ以外にも「情報誌」ですね、ちょっとエッヂの利いたコンテンツを武器に、特定の層に、ニッチな層なんですけれどもクルマ雑誌であったりファッション雑誌だったりといったものを展開しております。

①-9:コンテンツセグメント(出版)ビジネスモデル

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こちらはコンテンツセグメント(出版)のビジネスモデルということで、やはり、一般的な出版社と同様、作家様から直接契約をいただき原稿を書いていただいて、それを取次会社を通じて書店で売っていただくということなんですけど、最近は電子が非常に伸びていますので、ぶんか社に関しても2年ぐらい前から電子の割合が5割を超えて、今では6割以上電子になっておりまして、電子書店を通じて読者様に来ていただいていると、そういったビジネスモデルになります。

②直近業績(2021年12月期)

②-1:事業戦略

直近の業績を説明させていただきます。
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去年の事業戦略ということで、プラットフォームセグメントはこの「お得感NO.1戦略」の継続、ここを浸透させて大きく伸ばしていこうといったことで、トップラインの成長に重きを置いた売上の成長を重視した戦略をとっておりました。一方で、コンテンツセグメントに関してはコアになっているこのデジタル売上、こちらをしっかりと伸ばしていく。配信数の増加とマーケットの強化、こちらのデジタルコンテンツは非常に利益率も高いビジネスモデルになっておりますので、こちらの売上をしっかりと成長させることで利益を増やしていこうと、そういった戦略を採っておりました。

②-2:売上高の推移

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その結果、2021年12月期は、コンテンツセグメントは2020年の第4四半期から加わっているんですけれども、特にプラットフォームセグメントに関しては第1四半期から右肩上がり、非常に良い曲線を描いて第3四半期まできております。ただ、第4四半期は少し外部環境、こういったご時勢、巣ごもりの消費の追い風も非常に受けて第3四半期まで伸ばしていっていたものが、第4四半期は緊急事態宣言の解除だったり少し揺り戻しが起こったというところもあって、売上は一時的に減少してはいるんですけれども、増加トレンドでしっかりと推移をしております。

②-3:決算ハイライト(損益計算書)

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こちらが2021年12月期の決算ハイライトになりまして、過去最高の売上・営業利益をおかげさまで達成することができました。「まんが王国」の成長とコンテンツセグメントの追加により売上が大きく成長し、利益の面では特にコンテンツセグメントが牽引して前期比でも大きく利益を伸ばすことができております。

②-4:セグメント内訳

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こちらはセグメントの内訳になりまして、先ほども説明したとおり、プラットフォームセグメントは売上の増加に重きを置いて二桁成長を達成する一方で、ゲームでは先行投資が収益を圧迫して利益が大幅に減少。コンテンツセグメントに関しましては、デジタルコンテンツの成長により、売上高が前期比でかなり大きく伸びておりまして、また、収益性の高いビジネスモデルによって高収益の営業利益も確保しております。

②-5:プラットフォームセグメント

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こちらはプラットフォームセグメントの推移でして、左側はゲームを含めたすべてのプラットフォームセグメントの売上高と営業利益に、右側がゲームを除いた売上高と営業利益になります。なぜこういった資料なのかと言いますと、過去に、ゲームを新しいビジネスの軸として展開はしてきたんですけれども、なかなか上手くいかず、かなり収益を圧迫してきたといった部分があり、ただ、それを除くとプラットフォームセグメントは基本的にしっかりと利益も確保して、売上も伸ばしていく、そういったものが見えてくるかなと思っております。

ゲームは既存のものを採算重視運営とし、今期からは主力の「まんが王国」を中心とした書籍事業に注力することで、しっかりと収益も確保していける見通しとなっております。

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こちらは前期のプラットフォームセグメントのトピックスになりまして、まずは「お得感No.1」の戦略の推進、それと、そういったブランディングの浸透、今までよりもよりブランド認知を高めるためのCM、テレビCMを含めてかなり行うことで、ブランド認知度も大幅に向上しています。

そして「まんが王国」以外でもノベルバ、先ほどの投稿小説のコンテストを実施したりと様々な施策を打っております。

②-6:コンテンツセグメント

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こちらはコンテンツセグメントになりまして、非常に収益性が高いというのが特徴としてあります。コンテンツセグメントの売上高が、少し濃淡はあるんですけれども右肩上がりの綺麗な成長を描いております。利益に関しましても一時的な会計の費用、のれんであったりというところの加味でちょっとブレてはいるんですけれども、四半期ごとに安定した利益を生み出しております。

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こちらがコンテンツセグメントの、出版とデジタルとに分けたものになりまして、紙の出版社というのは、紙の販売とデジタルの販売ということで、左側はもう一目瞭然なんですが、2020年と2021年の比較ですと、紙に関してはほとんど変わらない。一方で、デジタル売上は前期比29%増といったことで非常に大きく成長しております。売上高は右側の方に四半期の推移が載っております。

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コンテンツセグメントの大きなトピックスになります。主力はマンガになるんですが、かなり独特な出版社でして、女性向けに圧倒的に強いと、そういったニッチな分野で圧倒的な存在感を誇る会社になっております。しかし、そういった女性向けの作品、そこから少しずつ色々なジャンルへ進出してきておりまして、特に最近、若年層の男性に人気のあるライトノベル、そういった分野に去年、事業部を立ち上げて、こちらも倍近い売上げになるなど非常に成長してきていることがポイントになります。

あとはアプリ向けですね。LINEマンガさんとかピッコマさんみたいな大きなアプリのマンガが非常に伸びてきておりますので、そちらに向けた作品、ライトな女性向けの作品に去年かなり力を入れておりまして、そういったものが足元で非常に売れていて、今後も大いに期待できるなと、そういった部分で手応えを感じております。

右側が情報誌になっておりまして、こちらも自動車雑誌とか色々なものに特化したといいますか、非常にニッチな雑誌になっているんですけれども、こちらも広告収益などが過去最高を記録するなど堅調に推移しております。

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前期からすごく力を入れているコンテンツセグメントの大きな特色になりまして、クロスメディア部門ということで、メディアミックス、やはりテレビであったりゲームであったり、マンガ発でマンガ以外のメディアにどんどん展開していける作品を作っていこうと、そういった取り組みを強化しております。

この2作品、左側の「部長と社畜の恋はもどかしい」といったタイトルが2022年1月よりドラマで放映されておりまして、こちらはですね、やはりドラマが放映されてから売上が倍増しておりまして、非常に大きなメディア効果になっております。巻も続いていまして、実は「まんが王国」で最新刊の先行配信を始めて、トップファイブに入っていくような大ヒットを記録しておりまして、こういったものが今期の業績に大きく寄与していくかなと期待しております。

右側「義母と娘のブルース」、こちらは綾瀬はるかさんが主演した非常に人気のあったドラマですけれども、これが新春スペシャルとして2011年1月に放送されるなど非常に反響を呼んだドラマになっておりまして、こういった作品が非常に増えていくことで、やはり売上ですね、漫画の売り上げが非常に上がるといったこともあるんですけど、やはり「ぶんか社で漫画を出せばドラマになる」と、そういったところが作者さんたちが非常に喜んでくれて、こういったものが今後、新たな作家の発掘とか獲得、やはり出版社も良い作家の取り合いにみたいなところがありますので、こういったものが出版社としてのプレゼンス競争力を非常に高める源泉になりますので、今後は非常に期待できるかなと。後述しますけれども日本テレビさんと今、資本業務提携しておりますので、今後はぶんか社の作品などでメディアミックスをどんどん推進していくことで、さらなる収益向上というのが期待できるかなと見ております

③成長戦略

③-1:市場環境

今後の成長戦略について説明させていただきます。
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まず市場環境ですが、左側「電子書籍の市場規模」は右肩上がりで、やはり環境は非常に良いです。特に2020年ですね、実績が出ていますが、大きく伸びておりまして、これはこのご時勢、新型コロナウイルスの緊急事態宣言などにより、やはり、巣ごもり消費の追い風、恩恵を非常に受けておりまして、大きく伸ばしています。ただ、今後も市場は堅調に推移していく、拡大していくと見込まれていまして、非常に環境は良いということが言えると思います。

右側は、その中での「コミック市場の推移」ということで、我々は電子書籍の中のコミック漫画に特化しておりますが、その中でも、一番濃い、一番下の青い部分ですね、漫画が非常に伸びているということで、環境はすごく良い風が吹いているなということは出ていると思います。

③-2:外部要因分析

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あとは外部要因ということでいろいろ分析、今後の見通しを書いておりますが、お話したとおり、新型コロナウイルスの追い風も一旦収まるかな?ですとか、いろいろニュースを賑わせている海賊版サイトの影響も、濃淡いろいろな影響を各社が受けているんですけれども、ビーグリーは影響としては「軽微であろう」とみております。

ただ、今後に関してはしっかりと情報を収集していきますし、こういった外部環境の影響もあるものの、総じて「中立」もしくは「より良い」といったものを見込んでいまして、コンテンツセグメントに関してもやはり漫画などメディアミックスの展開は引き続き活況を見込んでいるということで、外部環境は「非常に良いだろう」という分析にはなっています。

③-3:電子書籍市場における戦略

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成長戦略、電子書籍市場における戦略ということで、こちらは冒頭も少しお話ししたかもしれませんが、当社の差別化要因としまして、やはりコンテンツセグメント、ぶんか社、出版社を持っているというのが非常に大きくて、それを描いたスライドになります。

と言いますのは、右側の「大量広告+シェア拡大戦略」「経済圏型拡大戦略」、こういった形で書かせていただいているんですけれども、「大量に広告を投下して電子書店を伸ばしていこう」といった「経済圏」、分かりやすく言うとヤフーさんとかイーブックさん、こういった集客サイトを使って大きく成長していこうといった電子書店群が挙げられますが、それが、このプラットフォームセグメント、当社の左側の点々の部分になります。しかし、当社の場合は「その横」にある、ぶんか社、こちらのコンテンツセグメントが加わったことが「一気通貫」モデルになり、さらには、日本テレビさんと資本業務提携したことで、その先のメディアミックスも加速していく。やはり“コンテンツの根っこの部分を持っている”が非常に大きいのです。

ここから収益を最大化していく、そういった戦略に特化していくことで、横にあるような電子書店のみの会社と比べて、大きな競争優位性があるな、と。そういう戦略を今後しっかりと、プラットホームセグメントとコンテンツセグメント、それぞれの相乗効果を発揮することで、大きな成長と高収益というものが期待できるかなと思っております。

④新・中期経営計画

④-1:中期経営方針・戦略

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今期からの3年計画、中期経営計画を2月に発表させていただきました。大きな戦略としては、この2022から24年は「コンテンツプロデュースカンパニーとしての成長」ということで、まず一つ目が「まんが王国」の安定成長ということで、過去はちょっとこうゲームであったり、いろいろ収益がブレていた部分があるんですが、今後は売上の成長と利益の拡大を両立して、しっかり安定していこうというのが一つ「まんが王国」の戦略になっております。

二つ目がコンテンツ創出力ということで、これが主にコンテンツセグメントのぶんか社、このコンテンツの創出力の強化、ここの根っこをしっかり太くして、ここからメディアミックスを展開することで収益を最大化すると。これがやはり差別化要因にもなりますし、大きな成長の源泉になっていくかなと。

そこから海外展開をこの3年で進めていこうかなというのがビーグリーの戦略になっておりまして、この数年ですかね、皆さんご存知かどうか、「鬼滅の刃」という結構キラーコンテンツがやはり日本から出てきて、海外で非常に注目されております。例えばアニメとかでも、もう日本よりも海外のマーケットが大きくなってきておりまして、やはりその成長性や市場の大きさで各社、非常に注目して取り組んでいるところですので、当社もしっかりと取り組んでいこうといったことを計画しております。

④-2:戦略1 「まんが王国」安定成長

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1つ目「まんが王国」の安定成長ということで、その中のやはり特色ですね、一番下にある「テクノロジー・データ分析による運用業務の高度化」ということで、どの業界でもそうかもしれませんが、やはり最近は機械学習であったり、AIですね、そういったもので、しっかりとデータに基づいて運用していくことで、ここから売れ筋の商品を各ユーザー属性ごとに提案したり広告運用するといった「高度化」、ここがきめ細かくどこまでできるかというのがすごく差別化要因になっておりまして、ビーグリーでは実はデータ分析の専門チームを去年から設けて、そこのデータの活用が非常に進んできています。

あとは、この「まんが王国のお得感No.1」戦略、「安売り」のように思われるかもしれませんが、実は、使えば使うほどお得といったような戦略になっていまして、当社は本当に漫画が好きなロイヤルカスタマー、特に濃いお客様をしっかりと獲得して定着・育成させていく、こうして安定収益を実現していく戦略をとっていこうと思っているところです。

④-3:戦略2 コンテンツ創出力強化

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こちらは、ぶんか社を中心としたコンテンツ創出力強化といったものです。まんが王国にもコンテンツチームはありますし、ライトノベルのノベルバ、これらも協力して、マンガ単体ではもちろん良い作品を作っていくんですけれども、メディアミックスを積極推進していくことで、そういったコンテンツの収益の最大化、そこにしっかり取り組んでいこうと考えております。先ほど説明したとおり、ドラマ化した作品の売上が2倍になるなどメディアミックス作品は相当大きなポテンシャルを秘めておりますので、これが今後、日本テレビさんとの協業を加速することによって非常に大きなポテンシャルを秘めているかなと思っております。こちらを集中的に推進してまいります。

④-4:戦略3 海外展開

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こちらは海外向け電子コミックサイトオープンということで、もうちょっと息の長いプロジェクトにはなるんですけど、今年中にはテストサイトをオープンして、世界は広いんですけれども、まずは英語圏ということで北米向けに今年テストサイトを立ち上げます。実は海外のサイトもそういったテストサイトみたいなものは多くあるんですけれども、かなりの人がもうアクセスをしているといったデータがありますので、まずはそのアクセス数から広告出稿を拡大して、広告型と課金型、そういった形でしっかりと育成して成長ドライバーに育てていきたい。その中で「まんが王国」の運用ノウハウが活かせていけるかなと思っております。

④-5:日本テレビとのシナジー創出

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昨年11月に日本テレビさんとの資本業務提携をリリースさせていただきまして、日本テレビの関連会社になりました。彼らとの共通した想いが「世界でヒットするコンテンツの創出」。日本テレビさんはコンテンツ作成のリソースというものを非常にお持ちですので、そういったところをお互い取り組んで、アクション、下に4つ掲げさせていただいているんですけれども、①クリエイターの発掘・育成をやったり、②原作の相互利用、③メディアミックス展開、④プラットホームの強化といったことで、すぐに売上利益が上がるようなもの、というよりも、かなり足の長いプランにはなっていますが、まずは③メディアミックス展開、ぶんか社の作品をどんどんドラマ化していただいたりすることで、収益も期待できますし、④テレビからまんが王国への誘導、これを強化することで、まんが王国の集客であったり各指標の良化というのが期待できると考えています。

⑤2022年12月期 事業戦略

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中計の1年目、この2022年の事業戦略です。プラットホームセグメントは「電子書籍に注力」といったことで、ゲームをまだ行ってはいるんですけれども、こちらはもう大きく損失が発生するようなものではありませんので、しっかりとまんが王国に注力して、安定成長と今期は収益性向上を、しっかりと稼げるサイトにしていこうというものです。そこに注力しつつも海外の準備を進めていくといったところがプラットフォームセグメントの戦略になります。

コンテンツセグメントに関しては「創出力の増強」ということで、私もコンテンツセグメントをみさせていただいていますが、やはり最後は編集の人員の「人」。編集力、その人たちのチームでいかに連携してモチベーションを高めるかというところが非常に大きいのですが、今、このチーム編成が非常にうまくいっておりまして、ヒット連発と、すごく良い効果を生んでいますので、そういった人材の確保、育成、そういったものをどんどん進めて、コンテンツセグメントはさらに太い幹に育つように今期も取り組んでいきたいと考えております。

最後のシナジー創出、これは本当に、ぶんか社、ビーグリー、そして日本テレビこの三位一体、この連携を進めて、メディアミックスを中心とした作品創出シナジーを生むことで、さらに成長を加速できる。ここはしっかりと取り組んでいきたいところです。

⑤-1:事業戦略(プラットフォームセグメント)

Beaglee個人投資家向け説明会資料
プラットフォームセグメントの事業戦略になります。安定成長のために、この「まんが王国」「お得感No.1」戦略を推進して、ロイヤルカスタマーと言われる、本当にマンガ好きの濃い、しっかりした太いユーザーを確保して、抱えていく。当社はデータドリブン運営と言えますけれども、そういったものをサポートするためのデータ活用に力を入れていこう、といった戦略になります。

Beaglee個人投資家向け説明会資料
事業戦略、プラットフォームセグメントの「まんが王国」以外では「ノベルバ」がございます。今、非常にライトノベルが伸びていますので、そちらの、特に「②コミカライズ加速」ですが、これは競合でも、ライトノベル初のコミカライズで非常に成長して収益を上げていますので、ビーグリーでもしっかりと取り組みを強化、海外市場開拓も視野に入れることで、同じように高成長を実現できるんじゃないかといった期待を持っております。

⑤-2:事業戦略(コンテンツセグメント)

Beaglee個人投資家向け説明会資料
コンテンツセグメントの事業戦略になります。こちらもマンガと雑誌とありますが、市場ニーズに沿った作品創出ということで、こちらを拡張して、やはり電子マンガが非常に大きく伸びる。その中でも女性向けの分野だったり、LINEマンガさんのようなアプリ向けというのが強化できますので、そういった今後成長が見込まれる分野に集中的に投資して、情報誌を含めて紙の方は、まずはしっかりと採算を取りながら、こういったものもWebメディア化を推進したりDXを推進することで少しずつ改善を図っていきたいと考えております。

⑤-3:事業戦略(シナジー創出)

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再三申し上げたとおり、シナジー創出につきましては、今期からはしっかり日本テレビさんと、コミカライズであったりとかメディアミックスであったり、そういった部分をなるべく早く形にできるようにしっかり取り組んでいきたいなと思っております。

⑥通期業績予想(全社)

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こちらは今期の通期業績予想ということで、売上利益ともに過去最高益、過去最高売上を更新するといった計画になっておりまして、プラットフォームセグメントはしっかりと安定成長して収益確保、コンテンツセグメントはさらにデジタルを中心に伸ばしていこうということになっております。

⑥-1:セグメント内訳

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プラットフォームセグメントは売上高は巣ごもりの反動などもあり、かなり保守的には見込んでいるのですが、しっかりと成長を持続させつつ、営業利益のところですね、前期と比較すると、今期からはゲームの赤字もなくなりましたし、「まんが王国」の安定収益の実現というところでしっかりと利益体質になっておりますので、ここは非常に期待しております。

コンテンツセグメントは売上が微増で、営業利益がかなり減っているような計画にはなりますが、去年、投資をかなり控えて利益重視で運営しておりました。今期はしっかりと人に投資をして、良い作品を生み、サステナブルな成長が必要ですので、こうした中長期の成長を視野に、しっかりと投資をしながら収益のバランスを取っていこうといった戦略になっています。

⑥-2:新・中期経営計画 数値目標

Beaglee個人投資家向け説明会資料
中期経営計画の数値目標としては、必達ラインを売上200億円、営業利益21.5億円に、また、ストレッチ目標として、ここからメディアミックスであったり各セグメントの取り組み海外を強化することで、売上240億円、営業利益24億円、純利益13億円を掲げております。アップサイドを積み上げられれば売上、利益ともに十分達成できる水準かなと思っておりますので、こちらは期待していただきたいなと思っています。

⑦当社株式について

⑦-1:株主還元方針

Beaglee個人投資家向け説明会資料
株主還元方針ということで、前回の中期経営計画で掲げた配当性向10%で配当を実現します。これまで我々は成長企業とし投資を優先してまいりましたが、一転、収益の還元を行っていこうということで、去年の実績8円から、今期の予想に関しては12円といった形で既に発表させていただいております。

⑦-2:株主優待制度

Beaglee個人投資家向け説明会資料
株主優待制度は、こちらも株主様、特に漫画を読まれる方には非常に好評なんですが、かなり手厚い株主優待制度を実施しております。

⑦-3:1年間の株価の推移

Beaglee個人投資家向け説明会資料
この1年間の推移、株価については私がコメントすることではないと思うのですが、期待していただいていいのではないかなと。なぜなら今、業績が、前期に続いて今期の予想も過去最高売上、最高利益ということで、過去最高を更新し続けていますので、こういった成長をしっかりと見せつつ、さらに予想を上回るような特に利益を実現すること、また、このような場(個人投資家向け説明会などIRの場)でしっかりとアピールさせていただいくことで、株価に関してはすごく私も期待しておりますので、引き続き頑張りたいと思っております。

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