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IPO2017年5月24日

☆新規上場紹介 エコモット IoTビジネスを展開

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エコモット(3987)が6月21日、札幌証券取引所のアンビシャスに新規上場する。

同社は札幌に本社を置き、2007年の創業以来、IoT(モノのインターネット)にフォーカスして事業展開。IoTサービスにまつわる企画やアプリケーション開発、端末製造、クラウドサービスの保守・運用などをワンストップで提供している。

14年には、融雪装置遠隔制御システムなどで培ったノウハウを基に、IoTプラットフォーム「FASTIO」をリリース。これは、さまざまなモノに通信機能をもたせて収集したデータを、ビジネスに簡単に利用できるように必要な要素を組み込んだもの。動画管理、遠隔制御、位置情報管理などにも対応しており、さまざまな産業、市場で利用されている。16年4月、KDDIが法人・ビジネス向けに提供している「KDDI IoTクラウド Standard」のベースシステムとして「FASTIO」が採用されたことからも、その実力のほどがうかがえる。

このほか、融雪システム遠隔監視ソリューション「ゆりもっと」、建設情報化施工支援ソリューション「現場ロイド」、交通事故削減ソリューション「PDrive」など、特定の市場向けサービスも手掛ける。上場に伴う公募増資で得た資金は、事業拡大のための採用費や人件費、長期借入金の返済に充てる予定。

概 要
事業内容IoTソリューションの企画、付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発、クラウドサービスの運用・保守
本社北海道札幌市中央区北一条東2-5-2
代表者入澤拓也
設立2007年2月
上場前資本金5,350万円
発行済株式数(上場時)622,000株(上場時)
筆頭株主入澤拓也(上場前34.44%)
公募株式数12,000株
売出株式数150,000株(オーバーアロットメント24,000株)
初値4,195円(53.6%高)
公開価格2,730円(6/9)
ブックビル仮条件2,470円~2,730円(5/31)
ブックビル期間6月2日〜8日
引受証券岡三(主幹事)、SMBC日興、SBI、上光、松井、SMBCフレンド、エイチ・エス
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/3738百万円11百万円10円-円
2017/31,371百万円93百万円108円-円
2018/3(予想)1,500百万円100百万円104円-円

[本紙5月25日付2面]

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