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IPO2017年10月4日

☆新規上場紹介 Casa 家賃債務保証×不動産テック開発企業

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Casa(カーサ、7196)が10月31日、東証2部に新規上場(IPO)する。

ラテン語で「住まい」を意味するCasa。全国6,910社・約2万の代理店を通じて家賃債務保証サービスを提供している。具体的には、住宅の賃貸人(家主)が賃借人(入居者)の家賃滞納リスクを避けるべく取り交わす連帯保証人制度を法人として請け負う。賃借人から入居時に受け取る初回保証委託料に加えて、1年ごとに受け取る年間保証委託料との安定収益を積み上げるビジネスモデル。

家主が手間だと考える集金や送金業務を代行するほか、近年はITを活用したサービスを拡充中。特に「自主管理」への対応を強化しており、今年5月には「大家カフェ」をリリースした。近年は会社員や公務員を兼務しながらITを活用した賃貸経営を行う家主が増加しており、これに対応するためのアプリ。例えば、空室発生時に仲介店舗ネットワークに入居者募集との情報を一斉配信したり、家賃の入金状況が確認できるほか、地域最安値のリフォーム施工店を探して発注し、その後の工事進捗(しんちょく)も写真付きで確認できるといった機能を備える。
家主と約2万の代理店をつなぐDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)の開発も進めており、今回の調達資金もこれに充当する予定だ。賃借人の家族構成の変化と、代理店の物件情報など複数のデータを共有することで、賃借人に最適なタイミングで空室を紹介するといった仕組みを構築している。

同社は、2008年9月に破産手続開始の決定を受けたリプラス(かつてマザーズに上場)から家賃債務保証事業を承継。その後、現在の筆頭株主であるアント・キャピタル・パートナーズが運用するファンドがスポンサーとなりMBO(経営陣による買収)したという経緯がある。

概 要
事業内容家賃債務保証
本社東京都新宿区西新宿2-6-1
代表者宮地正剛
設立2013年8月27日
上場前資本金13億円
発行済株式数(上場時)5,420,000株(上場時)
筆頭株主アント・カタライザー4号投資事業有限責任組合(上場前67.7%)
公募株式数220,000株
売出株式数3,015,000株(オーバーアロットメント64,800株)
初値2,331円(2.6%高)
公開価格2,270円(10月23日)
ブックビル仮条件2,060円~2,270円(10月13日)
ブックビル期間10月16日~20日
引受証券SMBC日興(主幹事)、大和、野村、SBI、いちよし、マネックス、SMBCフレンド、岡三、エース
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2016/17,139百万円1,700百万円168.28円―円
2017/18,022百万円1,263百万円121.64円―円
2018/1(予想)8,315百万円1,303百万円153.19円44.5円

[本紙10月5日付2面]

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