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コラム2018年7月27日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.239 猛暑の強い味方「フードデリバリー」

暑中お見舞い申し上げます。温度計を三度見するほどの気温が続き、天気予報で高温注意情報として真っ赤な日本地図が映し出される今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。朝から晩まで読んで字のごとくゆだるような日が続き、スーパーひとつ行くにしても、行き帰りの暑さによるダメージを考えると途端に腰が重たくなってしまいます。イトーヨーカドーのネットスーパーなどを駆使し何とか材料を手に入れたとしても、暑いキッチンで自分の為だけに料理をする気力がわかない…そんなとき利用するのが「フードデリバリー」です。

以前はデリバリーというとピザやお寿司、おそばなど、限られたメニューで、おいしいものを食べるというよりは、やむを得ずその利便性を重視して出前注文していたことの方が多かったように思います。

ところが最近では、以前コラムで紹介したスターフェスティバルの「ごちクル」や、アメリカより上陸した黒船「Uber Eats」、ぐるなびの「極味のお弁当」、「楽天デリバリープレミアム」など、このお店のメニューがデリバリーしてもらえるの?と、以前から食べてみたかったお料理が手間なくデリバリーされてくるという、夢のようなサービスへと変ぼうを遂げ各社より打ち出されています。結果、注文する機会も以前より格段に増え、また利用するシーンもランチや女子会など、広がりを見せています。

今夏の猛暑もそうですが、ワールドカップの恩恵も受けたとされているデリバリー市場。今後大きなチャンスとなりそうなオリンピックが控える中で、さらなる顧客のニーズを的確にとらえ益々加熱する市場を席巻するのはどの企業なのか、各社のサービスに注目しています。

【編集記者のコメント】
関連株では、出前・デリバリー仲介サイト「出前館」運営の夢の街創造委員会(2484・JQ)が代表格。今8月期第3四半期は小幅営業減益となりましたが、サッカーW杯の好影響も期待され、営業利益8億1,900万円(前期比2.4%増)の通期計画は達成可能とみられています。足元では市場拡大に向けた店舗開拓を拡大中。デリバリーを含む食品宅配市場は右肩上がりの推移を続けており、2020年には約2兆4,000億円(16年は2兆782億円)への拡大が予測されています。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙7月30日付14面]

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