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コラム2018年8月17日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.242 猛暑が火付け役? 豆乳ブーム到来

お盆を過ぎてなお蒸し暑さは変わらず、夏バテのもととは分かりながらも、ついつい冷たいものに手が伸びてしまいます。そんな中少しでも健康的に涼を取れないものかと、最近SNS(交流サイト)で話題の「豆乳アイス」に挑戦してみました。

作り方はとても簡単で、キッコーマンのロングセラー商品「豆乳飲料シリーズ」を紙パックのまま冷凍庫に入れて凍らせるだけ。気温の上昇と共に、豆乳から遠ざかっていたのですが、凍らせることにより、ひんやり・さっぱり・おいしくいただけ、かつヘルシー。何故これまでこの食べ方に気が付かなかったのだろうと思うほど、すっかりはまってしまっています。

今回のSNSでの賑わいを受け、キッコーマンではホームページ内に「豆乳アイス情報局」というページを開設。「パックごと凍らせても大丈夫?」など、豆乳アイスに関するさまざまな疑問への回答や、アレンジレシピなどの情報を発信しています。「豆乳飲料シリーズ」にはフレーバーが40種類ほどあり、どのフレーバーを凍らせるか悩ましいところだったのですが、サイト内の「好きなアイスの味ランキング」を発見し、TOP5を順に試してお気に入りのフレーバーを見つけることが出来ました。

2018年4-6月期の連結決算は純利益が前年同期比16%増の71億円、売上高は5%増の1,117億円と好調だったキッコーマン。今夏の豆乳アイスムーブメントが最終的にどれほど売り上げに寄与するのか、そして今後豆乳アイスは定着し続けるのか、20日発売の新フレーバー「よもぎ餅」と共に注目しています。

【編集記者のコメント】
4-6月期の飲料部門売上高は140億6,000万円(前年同期比3.8%増)に。このうち豆乳は97億1,500万円(同8.4%増)と高い伸び率を示しています。健康志向の高まりに加え、飲用だけでなく料理素材として豆乳を使う消費者が増えたことが要因とされていますが、国内全体を見ても豆乳飲料の使用量は17年で5万3,297トン(前年比9%増)に伸長。4年連続で前年を上回る推移が続いています。「豆乳」では大豆加工品に特化した篠崎屋(2926・2部)や国内豆乳2位のマルサンアイ(2551・名2)の動向にも注目です。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙8月20日付14面]

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