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コラム2018年10月19日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.250 テレビ見逃し配信サービスに感謝

10月に入り各局で秋ドラマの放送が開始されました。私は基本的に、ほぼすべてのドラマの第1話を録画し、それを観て今後見続けるドラマを決定するのですが、最近困ったことに第1話の放送時間を拡大するドラマが多く、録画時に頭を悩ませています。

例えば、日本テレビで21時から、フジテレビで22時からのドラマを予約する場合、21時からのドラマが初回拡大で22時15分までの放送となると、どちらかのドラマの最初か最後の15分かを断腸の思いであきらめなければならないのです。

そんな私の悩みを解決してくれたのが、在京民放キー局5社によるテレビ見逃し配信サービス「TVer」。各局の好きな番組を、好きな時に、好きな場所で、好きなデバイスで、自由に視聴できるサービスです。放送終了から1週間視聴可能なので、家に帰ってからゆっくりとパソコンで、移動中にスマートフォンでと、録画できなかったドラマを楽しんでいます。

ドラマだけでなくバラエティーやスポーツ番組などのプログラムもあり、6月にサッカーワールドカップのハイライト動画および生中継配信を行ったことなどを受け、2018年4~6月期はアプリが1,300万ダウンロードを突破、月間アクティブユーザー数は過去最高の609万人を記録するなど1~3月期を大幅に上回っています。勢いを増す海外ネット企業による動画配信に対抗することは出来るのか、NHKの参入、そして今後のビッグコンテンツとなるオリンピックへの取り組みとともに注目しています。

【編集記者のコメント】
動画配信サービスと言えば、Netflix(ネットフリックス)、Hulu(フールー)。利用されている方も多いと思います。ともに定額制ですが、海外の映画やドラマ好きには、その圧倒的な本数の多さは魅力です。米国に本拠を置くネットフリックスは5月に時価総額が邦貨換算で16兆円台とウォルトディズニーを抜いて世界最大のメディア企業になり、話題を提供しました。オリンピックを契機に日本勢がどこまで対抗できるのか、注目されます。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙10月22日付14面]

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