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コラム2018年11月30日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.254 スマホで簡単出品「メルカリ」

毎年、年末ぎりぎりの極寒の中、半泣きで深夜まで大掃除をしている私。今年こそは早めに取り掛かる、と決意を固め、まずは一番時間のかかる服や靴、書籍などの不要品の分別に取り掛かりました。例年通りなかなかの量の不要品が出る中で活躍したのがフリマアプリ「メルカリ」でした。

存在は知っていたものの、なんだか面倒くさそうでこれまで利用したことがなかったのですが、私より一回り年上の友人から、とても簡単で便利だから不用品があるなら使ってみるべきだ、と力説されアプリをダウンロードしてみました。

実際に出品利用して驚いたのが、「バーコード出品」。出品する際に面倒なのが商品情報入力なのですが、それが本やCD、DVD、ゲームであれば、商品についているバーコードをスキャンするだけで説明文とおすすめ価格が自動表示され、それを参考に簡単に出品することができるというサービス。おかげで手間をかけることなく不用品だった書籍が次々と売れていきました。さらに配送サービスにおいても、今回使用した「らくらくメルカリ便」はヤマト運輸と提携し、あて名書き不要の匿名配送、最大69%オフの全国どこでも一律送料など、費用面、個人情報面においてもお得で便利な上に安心して利用することができました。

今年7月にサービス開始から5年を迎え、国内7,500万ダウンロード、月間1,100万人を超える利用者数を有し、11月19日には日本国内累計流通額が1兆円を突破したと発表したメルカリ(4385・東マ)。今後も独自の機能を拡充させ、世の中から「捨てる」をなくすことは出来るのか、注目しています。

【編集記者のコメント】
今6月期第1四半期の営業損益が25億1,300万円の赤字となったことがネガティブ視されていますが、現在は将来の成長が期待される海外メルカリ事業育成の時期。また、当初は成長性の鈍化が懸念されていた国内事業は、ユーザビリティ向上策やCMやオンライン広告の投下による認知度の向上で順調に流通総額を伸ばしています。新たなペイメント系サービス「メルペイ」や米国事業の進展に加え、直近では自動車関連SNS(交流サイト)サービスの運営会社を子会社化するなど、先行きが楽しみな材料が増えています。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙12月3日付14面]

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