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コラム2019年2月22日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.265 高架下が熱い!鉄道会社の街づくり戦略

東急電鉄(9005)の「中目黒高架下」、JR東日本(9020)の「中央ラインモール構想」、京急電鉄(9006)の「ものづくり複合施設」など近年鉄道会社による高架下ビジネスに注目が集まっています。飲食店や、駐輪場といったおなじみの利用方法のほかに、畑やジム、託児所に醸造所、葬儀場まで実に多様なビジネスが高架下に軒を連ねています。

そんな中、面白いイベントが行われていると教えてもらったのが、京王電鉄(9008)が運営する下北沢の高架下に期間限定でオープンしているイベントパーク「下北沢ゲージ」。金属のフェンスに囲まれた、面積約200平方メートルの屋外イベントパークなのですが、そこで3月17日まで行われているのが『CORONA WINTER SAUNA SHIMOKITAZAWA』。

真冬の都心で本格的なテント式ロウリュサウナ(熱したサウナストーンに水をかけ水蒸気を発生させる入浴法)が体験できるということで、多くの人でにぎわっていたとのこと。最近私の周りでもサウナを楽しむサウナーが急増しており、機会があったら挑戦してみようと思っていたので早速3月初旬のチケットを購入してみました。

友人は既に何度も足を運んでおり、男女一緒に利用できるのでデートだけでなく、仕事仲間と行きサウナミーティングをしてきたと、つやつやのお肌で教えてくれました。多くのメディアやSNS(交流サイト)で取り上げられている今回の『CORONA WINTER SAUNA SHIMOKITAZAWA』。サウナ後のコロナビールがたまらないとのコメントや写真も多く、コロナの宣伝効果としては十分な成果を上げたといえそうです。消費においても「モノ」より「コト」が重要視される昨今、今後どのような高架下ビジネスが人気を集め収益へとつなげていくのか、各電鉄の沿線地域の活性化も含め注目しています。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙2月25日付14面]

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