TOP  NSJアップデート  IPO  ☆新規上場紹介 NATTY SWANKY 3月28日 マザーズ 餃子居酒屋を展開
IPO2019年3月6日

☆新規上場紹介 NATTY SWANKY 3月28日 マザーズ 餃子居酒屋を展開

※→IPOカレンダー2019/→新規上場紹介/→ブックビル大作戦・IPO診断・IPO社長会見

NATTY SWANKY(7674)が3月28日、マザーズに新規上場する。

「餃子」という流行りすたれがなく、年間を通して食べられる食材をメインとして、餃子居酒屋「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場」を展開している。2018年末の店舗数は直営店47、フランチャイズ(FC)店19の合計66店。店舗は首都圏(一都三県)のほか愛知県に2店舗。

商品開発を「餃子」に特化することで限られたリソースを集中した結果、独自の製法とレシピを開発、均一性のある餃子を全店で提供している。餃子に合うサイドメニューの開発も行う。粋で鯔背(いなせ)な接客サービスに力を入れている。接客サービスの考え方を統一し、演出・実演することでダンダダン酒場の雰囲気を一層高めている。全店統一した接客サービスの向上のため、独自の社内研修を実施するなど、スタッフ教育に力を入れている。また、店舗はそれぞれの街に合わせて地域に溶け込むように、立地によって店づくりを変える店舗デザインを行っている。

顧客属性としては、餃子という大衆に受け入れられやすい商品性から性別・世代に関係なく、季節を問わず来店する顧客、餃子とビールを楽しみにくる目的型来店の顧客という特徴がある。

出店は順調。15年6月期末15店舗(うち直営店10、FC店5)、16年6月期末32店舗(18、14)、17年6月期末43店舗(29、14)、18年6月期末60店舗(43、17)と増加。19年6月期末には77店舗(55、22)を計画している。

直営店を毎月1店舗以上の出店ペースで出店して地盤を固め、FC方式による多店舗展開を行っていく。直営店の出店エリアを拡大するために、競争優位性のある出店立地の確保、FCパートナー企業の発掘、地方における出店、海外進出を進めていく。

売上高は直営店売上高、FC売上高(のれん代・加盟契約金)、製品売上高に大別される。店舗の増加を映して、19年6月期の業績は売上高40億200万円(前期比36%増)、経常利益3億2,000万円(同2倍)の予想。

上場に際して調達した資金は新規出店に伴う人件費や20年6月期の新規開店費用(直営店は15店舗)などに充当する予定。

概 要
事業内容餃子居酒屋「ダンダダン酒場」の直営およびFC運営事業
本社東京都新宿区西新宿1―19―8
代表者井石裕二代表取締役社長
設立2001年8月
上場前資本金1,340万円
発行済株式数203万8,000株(上場時)
筆頭株主井石裕二(上場前32.97%)
公募株式数43万株
売出株式数8万2,000株(このほかオーバーアロットメントで7万6,800株)
ブックビル仮条件3,140円~3,270円(3月11日)
ブックビル期間3月12~18日
公開価格3,270円(3月18日)
引受証券SMBC日興(主幹事)、SBI、みずほ、いちよし、三菱UFJモルガン・スタンレー、マネックス
初値3,930円(20.1%高)
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2017/62,028百万円68百万円14.36円―円
2018/62,939百万円157百万円69.67円―円
2019/6(予想)4,002百万円320百万円135.34円―円

[本紙3月7日付2面]

関連記事