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IPO2019年3月7日

☆新規上場紹介 エードット 3月29日 マザーズ ブランディング事業を展開

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エードット(7063)が3月29日、マザーズに新規上場(IPO)する。

創業社長の伊藤晃洋氏は、農業ブランドコンサルティングや流通プロモーションに精通する会社に在籍し、メーカーの流通を支援する部署の立ち上げ経験を経て、2012年に同社を創業した。

現在、顧客の企業や商品、サービスのブランド価値を高めるソリューションを提供するブランディング事業を展開している。

主要サービスの1つである「SPサービス」では、商品やサービスの売り上げ拡大に向け、消費者の認知度や購買意欲の向上を図るソリューションを提供。具体的には、プレゼントキャンペーンや店頭プロモーションの企画・制作、試供品配布などサンプリングやSNS(交流サイト)と連動したキャンペーンの企画・運営、テレビCMの制作とそれに伴うタレントのキャスティングなど。

また、商品やサービスがメディアに取り上げられ消費者の注目を集めるよう、PR戦略の企画立案やイベント実施を行う「PRサービス」、ロゴやポスター、ウェブサイトなどの企画制作を行う「クリエイティブサービス」、SNS利用者が情報を拡散したくなるような企画立案などを行う「バズサービス」なども主要サービスに挙がる。

このほか、スキル、マインドを伝えたいアスリートと、アスリートの知識や経験に触れたい人々を結ぶマッチングサイトの運営も手掛ける。これらソリューションを顧客ニーズに合わせて複合的に組み合わせて提供している。

今後はさらなる成長を目指し、事業開発事業やアジアを中心にブランディングサービスを行う海外事業など周辺事業に積極展開していく。

なお、同社は成長過程にあり、大型受注などにより特定取引先への依存度が高い状態にある。参考までに2017年6月期は、明治ホールディングス傘下の明治が全体売上高の32%、凸版印刷が同22%。18年6月期はローソンが同28%を占めた。

19年6月期は前期比39%増収、同33%経常増益見通し。この計画に対し第2四半期(7~12月)業績は予算を上回るなど順調に推移した。

概 要
事業内容セールスプロモーションやPR、クリエイティブなどの企画・制作・実施運営を行うブランディング事業
本社東京都渋谷区渋谷2―16―1
代表者伊達晃洋代表取締役社長
設立2012年7月
上場前資本金5,983万8,000円
発行済株式数231万9,000株(上場時)
筆頭株主伊達晃洋(上場前61.02%)
公募株式数55万株
売出株式数5万株(このほかオーバーアロットメントで9万株)
ブックビル仮条件1,010円~1,110円(3月11日)
ブックビル期間3月12~18日
公開価格1,110円(3月19日)
引受証券みずほ(主幹事)、SMBC日興、SBI、エース、いちよし、マネックス、岡三、岩井コスモ
初値2,453円(2.2倍、1日)
 
業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2017/6825百万円104百万円44.89円―円
2018/61,451百万円122百万円50.06円―円
2019/6(予想)2,027百万円163百万円53.58円―円

[本紙3月8日付2面]

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