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IPO2026年9月17日

【速報版】IPO社長会見 オリバー 施設向けにワンストップで家具提供

オリバー(619A)が9月16日、スタンダードに上場した。ホテルやオフィスなど施設のインテリアをワンストップで手掛けるプロバイダー。2021年にMBO(経営陣による買収)で旧東証1部の上場を廃止し、今回再上場となる。上場当日の会見で大川和昌代表取締役社長(写真左)と浦隅明弘常務取締役(同右)が語った内容のポイントは次の通り。

知らないうちに触れている家具

(浦隅常務)当社はインテリアをデジタルテックで進化させるデジタルインテリアソリューションプロバイダー。ホテル、オフィス、レストラン、商業施設、医療、公共施設などにワンストップで提供している。皆さまが生活をされる中で、必ず接する施設に当社の家具が入っている確率は高い。企業名はまだ認知されていないかもしれないが、当社の家具に知らず知らずのうちに触れていただいていることがあり、ぜひ、そういう施設に来た際は、家具を見ていただくオリバーというロゴがあると思う。

MBOでワンストップのビジネスに

(大川社長)MBO前までは家具メーカーだった。少子高齢化が進む中、コンサルティング、デザイン、改装、内装設計、改装工事、家具の造作までワンストップのビジネスモデルをつくり、社会の膨大な空間を素晴らしい空間にする企業にならなければいけない。椅子とテーブルだけつくっていては成長が難しい。しかもコロナでホテルや飲食の顧客が打撃を受けたことがあり、MBOを決意した。われわれの思いを一番一緒にやっていけるファンドとMBOをして、この5年でほぼ計画通りのビジネスモデルに変化した。売り上げカーブも急速に伸びているのは、モデルチェンジがうまくいった結果と自負している。

市場はまだ伸びしろあり

30年以降はそんなに新築はできないので、既にあるビル、施設を改装していくことがメーンになると思っている。例えばAIが中心になった働き方のオフィス、インバウンド向けに多人数で泊まれるホテルの改装など、40年ぐらいまでの需要はたっぷりあると思っている。

(浦隅常務)海外への日系企業進出が増えている中、出店支援をしており、まだ数字としては小さいが、成長領域として感じている。

性能の良さとデザイン力が強み

(大川社長) 当社はメーカーから発展したため、非常に強固な強度を持った設計や、ベストな金額の調達といった力がある。それに今インテリアデザイン力が加わっており、今まで家具だけ買っていた顧客が「全部任せる」という、アップセルで伸びていく。また、継続顧客の売り上げ比率は88%あり、そのうち40%は全く同じものを毎年提供している。例えばスシローさんに全く同じものを月10店舗提供。タリーズさんのお店にも同じものを提供している。(顧客ごとに)基準を満たす用途設計をしている。「ヘビーデューティー」というシリーズでは、普通、日本のメーカーは椅子の落下試験はしないが、10センチの高さから3,000回落とす試験をしている。フードコートなど乱暴に扱われても持つ強度。一方で、丁寧に使われる高級ホテルにはおしゃれさを優先したものにする。そうしたものすごいノウハウがある。

よく乃村工藝社さんなどが競合先と言われるが、彼らも大事な仕事をする時には当社に声をかけていただく。乃村工藝社の子会社や内田洋行さんに親引けで参加していただいた。オリバーの特に木製の強固な設計力を認めていただいたからだと思う。

(浦隅常務)プロに高く評価をいただいている。当社はファブレスだが、サプライヤーが作っても間違いない基準を持っており、製造工程からしっかり管理して、現場にお届けするところまで当社は全て担っている。最終的な品質につながり、ひいてはデザインに反映できている。

M&Aも検討

(浦隅常務)今回のIPOは公募はない。目的は資金調達ではなく、一つは優秀な人材の獲得。持続的成長を図るためには認知度を上げていく必要があり、成長投資としてのM&Aにも関わる。

(大川社長) M&Aは今日時点で契約はしていないが、内装、照明、屋外インテリアなど、アセットライトな会社でノウハウをたくさん持っているところのM&Aはいろいろ検討しており、頑張っていきたい。(HS)

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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