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速報・市況2019年10月18日

☆[概況/前引け] 中国のGDP発表で買い戻しが入り、一時上げ幅拡大

前引けの日経平均は22,576.96円の125.10円高、TOPIXは1,626.93ポイントの2.77ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,300、値下がり銘柄数は716。出来高は5億1,113万株、売買代金は9,135億円。
中国の7~9月期GDPは前年同期比6.0%増となり、市場予想の6.1%増を下回ったものの、6%を割り込まなかったことでヘッジ売りの買い戻しが入り、一時上げ幅を拡大した。
ファーストリテイリングや半導体シリコンウエハのSUMCOや電子部品の太陽誘電が高く、東レ(3402)が反発している。
TSMCの設備投資上方修正でSCREENが買われ、半導体製造装置関連としてトリケミカル研究所やローツェも大幅高となった。
転職情報サイトやアルバイト・派遣情報サイトを運営しているキャリアインデックスは、リブセンスから成功報酬型賃貸情報サイト「DOOR賃貸」を買収するため、事業基盤の拡大が期待された。
半面、資生堂やオリエンタルランドが売られ、キリンやアサヒグループといった食品株が安い。
パン・パシフィック・インターナショナルは、モルガン・スタンレーMUFG証券が「Equal-weight」に引き下げたことで売られた。消費増税後の業界再編でイニシアチブを取れる唯一の企業と評価してきたが、その先が見え難いと指摘している。
業種別上昇率上位はガラス土石、鉄鋼、繊維、紙パルプ、水産農林で、下落率上位は食品、情報通信、ゴム、陸運、その他製品。

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