TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 円高進行を受けて下落。JR東や医薬品が安い。一方、NOKが買われ、銅市況上昇を受け住友鉱山が高い
速報・市況2020年10月22日

☆[概況/前引け] 円高進行を受けて下落。JR東や医薬品が安い。一方、NOKが買われ、銅市況上昇を受け住友鉱山が高い

前引けの日経平均は23,454.85円の184.61円安、TOPIXは1,618.19ポイントの19.41ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は342、値下がり銘柄数は1,752。出来高は4億117万株、売買代金は8,270億円。
米国株反落と1ドル=104円台中盤への円高進行を受けて、日経平均は反落した。昨日の「英国とEUはFTA交渉を近く再開する見通しで、11月半ばまでの合意を目指す」との報道を受けてポンド高となり、ドルが売られたため、円高を招いた。
東京株式市場ではソニーやキーエンスが売られ、JR東日本は終電繰り上げを発表したことで安い。
米国大統領選で優位と見られているバイデン候補の主要政策の1つに薬価引き下げがあるため、医薬品株が売られた。
その他、三洋化成と日本触媒は経営統合の中止が失望された。
一方、NOKは赤字見通しの縮小を発表したことで急騰し、西松屋は気温低下により10月既存店売上高が23.7%増収となったことで買われ、しまむらにも連想買いが入った。
ロンドン金属取引所の銅先物が2年4カ月ぶりの高値を付けたため、住友鉱山(5713)が買われている。チリの銅鉱山のストライキや中国で来週26日~29日に政策運営を議論する「5中全会」が開催されるため、自動車と家電の買い替え需要を喚起する政策などが、銅市況の上昇要因。
業種別下落率上位は空運、医薬品、小売、陸運、鉱業で、上昇は非鉄とゴム。

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