TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 小反落。富士フイルムはメリルリンチが2段階格下げ。通信や不動産、食品が安い
速報・市況2020年4月9日

☆[概況/前引け] 小反落。富士フイルムはメリルリンチが2段階格下げ。通信や不動産、食品が安い

前引けの日経平均は19,268.26円の84.98円安、TOPIXは1,412.46ポイントの13.01ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は841、値下がり銘柄数は1,255。出来高は6億1,537万株、売買代金は1兆414億円。
緊急事態宣言により、新型コロナウイルスの感染拡大が抑制されるのかどうかが見守られ、東京株式市場は小反落となった。
本日、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟主要産油国で構成する「OPECプラス」による減産協議が行われることも様子見要因となっている。
富士フイルムはメリルリンチ証券では投資判断を「買い」→「アンダーパフォーム」に下げたことで3日続落となった。新型コロナウイルス治療薬の「アビガン」は物質特許が切れているため業績寄与は一過性と指摘し、テレワーク拡大による複合機の需要縮小リスクを指摘している。
NTTやNTTドコモなどの通信株が売られ、三井不動産など不動産株も軟調。東洋水産や山崎パンなどの食品株も安い。
東証マザーズ市場から東証1部に昇格したオイシックス・ラ・大地は手仕舞い売りに押された。
一方、資生堂とファナックは堅調で、スズキも高い。
パチンコや居酒屋、映画館、スポーツジムが休業となる中で、大井競馬場は無観客競馬を実施し、東京23区の財政貢献に努めていくことを表明したため、インターネットで馬券を買える東京都競馬(9672)は数少ないレジャーとして注目され、4日続伸となった。
業種別下落率上位は陸運、証券、食品、倉庫運輸、不動産で、上昇は鉱業、海運、ゴム、ガラス土石。

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