TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 東洋の金融センターとしての香港の地位低下を受けて、日経平均は続伸となり、不動産株が高い
速報・市況2020年6月2日

☆[概況/前引け] 東洋の金融センターとしての香港の地位低下を受けて、日経平均は続伸となり、不動産株が高い

前引けの日経平均は22,248.05円の185.66円高、TOPIXは1,583.61ポイントの14.86ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,570、値下がり銘柄数は508。出来高は6億3,661万株、売買代金は1兆1,171億円。
日経平均は続伸となった。
中国が香港に対する一国二制度の約束を反故にしたため、東洋の金融センターとしての香港の地位が失われ、各国大手金融機関は香港拠点の閉鎖・縮小に動くことになりそうなため、安定性の高い日本が注目されている。
海外金融機関からのオフィス需要への期待で、三井不動産(8801)を始めとした不動産株が上昇している。
ソフトバンクグループやソニーが買われ、テレワークによりWeb会議システムの受注が増えたブイキューブは上期の営業利益予想を上方修正したことで高い。
唾液によるPCR検査用試薬のタカラバイオや紫外線照射装置のウシオ電機が高い。
DLEは日本トップクラスのクオリティと実績を誇るクリエイティブ集団であるamidusを子会社化したことや、ペガサスファンドを通じて米Triller社に投資すると発表したため、ストップ高買い気配となっている。
半面、第一三共とアステラス製薬は売られた。
業種別上昇率上位は鉱業、不動産、証券、機械、非鉄で、下落は医薬品、空運、電力ガス、紙パルプ。

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