TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/前引け] 緊急事態宣言の観測報道を受け、広範囲に上昇し、通信と居酒屋の一角の上げが目立つ
速報・市況2020年4月6日

☆[概況/前引け] 緊急事態宣言の観測報道を受け、広範囲に上昇し、通信と居酒屋の一角の上げが目立つ

前引けの日経平均は18,249.57円の429.38円高、TOPIXは1,349.53ポイントの24.40ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は1,466、値下がり銘柄数は633。出来高は7億3,780万株、売買代金は1兆2,092億円。
安倍首相が7日にも緊急事態宣言を発令する意向と報じられたが、交通網は維持される見通しであることや、トランプ米大統領がNY州での新型コロナ死者数の減少は良い兆候と述べたことが好感され、日経平均は一時18,419円(599円高)となった。
政府の緊急経済対策で、新型コロナウイルスへの治療効果が期待される「アビガン」を200万人分確保するとの報道で、富士フイルムと原料供給のデンカは続伸となった。
トヨタやソニーなどの主力株も買われ、テレワークと学校休校でデータ通信量が急増していることからKDDIなどの通信株も買われた。
緊急事態宣言により新型コロナウイルスの収束が早まればという期待から、串カツ田中(3547)はストップ高となり、鳥貴族も大幅高となった。
あさひとアダストリアは決算が好感され高い。
反面、ANAは6日続落となり、オリックスは航空機リースの需要減退を警戒した三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を引き下げたことで安い。
業種別上昇率上位は情報通信、水産農林、医薬品、鉱業、輸送用機器で、下落は空運、鉄鋼、ノンバンク、非鉄。

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