TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] メルクが飲み薬の新型コロナ治療薬申請を好感。海運が続伸し、米国立アレルギー感染症研究所長の発言で旅行関連が高い
速報・市況2021年12月3日

☆[概況/大引け] メルクが飲み薬の新型コロナ治療薬申請を好感。海運が続伸し、米国立アレルギー感染症研究所長の発言で旅行関連が高い

大引けの日経平均は276円高の2万8,029円、TOPIXは31ポイント高の1,957ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は2,015、値下がり銘柄数は138。出来高は12億3,333万株、売買代金は2兆9,347億円。
東証は反発。メルクが飲み薬の新型コロナウイルス治療薬を厚生労働省に申請したことが好感された。
前場は日経平均が続落となったが、東証1部全体では上昇銘柄数の方が多く、TOPIXは堅調だった。そして、後場は上げ幅を拡大した。
モルガン・スタンレーMUFG証券が1日に目標株価を大幅に引き上げた川崎汽船は上値余地の高さから大幅続伸。
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の出現でも「ワクチン接種を受けているのであれば、休暇を楽しむべきだ」と述べたため、日本航空とANA、オープンドア(3926)、JR東日本などの旅行関連が買われた。
一方、ソフトバンクグループは調整が継続。米SECの中国企業への規制強化を受け、出資先の中国配車サービス大手ディディ(滴滴)グローバルが米NY証券取引所からの上場廃止を計画し、香港市場への上場を目指す方針が嫌気された。
業種別上昇率上位は空運、海運、陸運、繊維、不動産で、下落はその他製品。(W)

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