TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 中国恒大集団が破綻してもリーマンショックの再来にはならないと安心され東証は全面高
速報・市況2021年9月24日

☆[概況/大引け] 中国恒大集団が破綻してもリーマンショックの再来にはならないと安心され東証は全面高

大引けの日経平均は609円高の3万248円、TOPIXは47ポイント高の2,090ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は2,104、値下がり銘柄数は68。出来高は14億2,537万株、売買代金は3兆5,578億円。
中国当局が地方政府に対し、中国恒大集団が経営破綻した場合に備えるよう要請したと伝わったが、東証は全面高となった。
日米中央銀行が揃って中国恒大集団の問題を個別企業の問題と整理したため、破綻してもリーマンショックの再来にはならないと安心された。
みずほ銀行では、中国恒大集団の債務総額2兆元(約34兆円)が全て債務不履行になっても、中国の銀行部門で吸収できることや、リーマンショック後の10余年をかけて、国際金融システムの自己資本規制は過剰と言えるほど厳格なものに仕上がっていると解説している。
日本郵船と川崎汽船の売買代金がソフトバンクグループを上回り、株価は大幅高。8月の日本発米国向け(北米東航)コンテナ貨物量は、荷受け地ベースで前年同月比33%増となり、6カ月連続のプラス。
米国で金利上昇に伴い金融株が買われた流れを引き継ぎ、メガバンクも高い。
日新電機(6641)は東海東京調査センターがレーティングを「Outperform」に引き上げた。洋上風力に関する「SPSS(スマート電力供給システム)風力発電パッケージシステム」や、パワー半導体向けと有機EL向けイオン注入装置の受注拡大を予想している。
一方、自民党総裁選候補の政策に照らし合わせて買われていたLITALICOやイーレックスは利食い売りに押された。
直近新規公開株のシンプレクスは反落となった。
業種別上昇率上位は海運、保険、鉱業、銀行、倉庫運輸で、下落業種はなし。(W)

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