TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 中国恒大集団の利払いが好感されたが、資金繰りは厳しいままという見方から後場の日経平均は伸び悩んだ
速報・市況2021年10月22日

☆[概況/大引け] 中国恒大集団の利払いが好感されたが、資金繰りは厳しいままという見方から後場の日経平均は伸び悩んだ

大引けの日経平均は96円高の2万8,804円、TOPIXは1ポイント高の2,002ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は933、値下がり銘柄数は1,122。出来高は10億5,124万株、売買代金は2兆4,303億円。
中国恒大集団が23日(日本時間24日)に利払いの猶予期限が切れる米ドル債の利息8,350万ドル(約96億円)を21日に送金したという報道が好感され、日経平均は前場に280円高の2万8,989円まで上昇した。
しかし、中国恒大集団は子会社の売却交渉が難航しているため、資金繰りが厳しいままではないかという見方から、後場の日経平均は伸び悩んだ。
米国で事実上の禁輸リストに指定されている中国のファーウェイとSMICに対して、米国の部品メーカーからの輸出申請の大半が米国政府で承認されていると報じられたため、米中対立の緩和が期待され、レーザーテックや東京エレクトロンが買われた。
コマツはJPモルガンによる投資判断引き上げで高い。
バイオ医薬品の開発競争激化に伴い、新日本科学はサルを使った前臨床試験の需要が拡大し、通期予想を大幅に上方修正したため急騰した。
ジャフコ(8595)は自社株買いの発表がサプライズとなり上伸した。
一方、非鉄市況の下落で東邦亜鉛が売られ、ZHDはCLSA証券による投資判断引き下げで安い。
KOAは上期の会社計画未達で急落した。
業種別上昇率上位は精密、機械、電機、海運、ゴムで、下落率上位は非鉄、鉱業、鉄鋼、証券、銀行。(W)

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