TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 伸び悩み。海運と空運、金融は高いが、ソフトバンクGや大和証券が格下げしたキーエンスが売られ、医薬品が安い
速報・市況2021年5月24日

☆[概況/大引け] 伸び悩み。海運と空運、金融は高いが、ソフトバンクGや大和証券が格下げしたキーエンスが売られ、医薬品が安い

大引けの日経平均は46円高の2万8,364円、TOPIXは8ポイント高の1,913ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,394、値下がり銘柄数は715。出来高は9億9,383万株、売買代金は2兆1,504億円。
大規模ワクチン接種が始まったことは支援材料だが、米国でインフレ警戒感が根強いことが警戒されているため、日経平均は伸び悩んだ。
海運市況高で川崎汽船が値を飛ばし、経済再開期待で空運や銀行や鉄鋼も上昇した。
三菱ケミカルは傘下の田辺三菱製薬のカナダ子会社のメディカゴと英グラクソ・スミスクラインが、植物由来の成分を使った新型コロナウイルスワクチン候補の第2相臨床試験で良好な結果が出たことで19日に買われた経緯がある。その後の一服を経て、再度上昇した。
一方、ソフトバンクグループは売られ、東京エレクトロンも安い。
キーエンス(6861)は大和証券がPBR水準や業績予想変化率の小さいことを考慮して、レーティングを「2(=アウトパフォーム)」→「3(=中立)」に下げたことで売られた。
すかいらーくは公募増資発表で下落し、SBIは子会社SBIソーシャルレンディングに対する業務停止命令の観測報道で売られた。その後、その子会社の事業撤退を発表した。
その他、医薬品が軟調だった。
業種別上昇率上位は海運、空運、鉱業、銀行、保険で、下落は医薬品、情報通信、小売、証券。(W)

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