TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 反落。前日立役者のトヨタが減産発表で下落。景気回復後ズレリスクも警戒
速報・市況2021年5月19日

☆[概況/大引け] 反落。前日立役者のトヨタが減産発表で下落。景気回復後ズレリスクも警戒

大引けの日経平均は362円安の2万8,044円、TOPIXは12ポイント安の1,895ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は662、値下がり銘柄数は1,454。出来高は11億6,484万株、売買代金は2兆5,099億円。
日経平均は反落。前日相場反発の立役者となったトヨタが半導体不足による減産発表で下落したため、出鼻がくじかれた。
そのほか、7月4日の東京都議会選挙や8~9月の東京五輪・パラリンピック、その後に行われる解散総選挙を控え、感染抑制策が長期化すると景気回復のタイミングも後ズレする可能性があるといった解説も聞かれた。
ソフトバンクグループとファーストリテイリングが売られ、ロームとダイキン工業は年初来安値を更新した。
紙パルプが安く、住友大阪セメントは主燃料の石炭価格の上昇が大きいため、野村証券が業績予想を下方修正したことで売られた。
一方、ソニーとレーザーテックは小幅高となり、EUVマスクブランクスのHOYAは4日続伸となった。
三菱ケミカル(4188)は傘下の田辺三菱製薬のカナダ子会社のメディカゴと英グラクソ・スミスクラインが、植物由来の成分を使った新型コロナウイルスワクチン候補の第2相臨床試験で良好な結果が出たことで買われた。
業種別下落率上位は紙パルプ、機械、ガラス土石、鉱業、石油で、上昇率上位は精密、空運、ゴム、その他製品、保険。(W)

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