TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 反落。週後半のETFによる換金売り観測を警戒。ソフトバンクGやエーザイ、鉄鋼株が安い。レーザーテックと日立や富士通は上昇
速報・市況2021年7月5日

☆[概況/大引け] 反落。週後半のETFによる換金売り観測を警戒。ソフトバンクGやエーザイ、鉄鋼株が安い。レーザーテックと日立や富士通は上昇

大引けの日経平均は185円安の2万8,598円、TOPIXは7ポイント安の1,948ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は749、値下がり銘柄数は1,346。出来高は7億7,429万株、売買代金は1兆7,144億円。
日経平均は反落した。今週は8日(木)と9日(金)が主なETFの分配金基準日のため、分配金捻出のため先物と現物を合わせて約8千億円分の売りが出ると推計されていることが警戒されている。
中国国家インターネット情報弁公室が4日、中国の配車サービス大手、滴滴出行(ディディ)のスマートフォンアプリに、個人情報を違法に収集、使用する重大な問題があることを確認したと発表した。
今後、中国のスマホで滴滴のアプリがダウンロードできなくなる見通しで、滴滴に出資しているソフトバンクグループは売られた。
エーザイは6月7日に米国でアルツハイマー病の治療薬「アデュカヌマブ」が承認されたが、食品医薬品局(FDA)の独立委員会のメンバー3人が抗議のため辞任している。米下院も調査する方針と報じられ、7日続落。
その他、JFEなどの鉄鋼株が安い。
4月にスシローグローバルから社名変更したFOOD&LIFE COMPANIESの下げが目立った。
一方、レーザーテックと日立や富士通が買われ、エレクトロニクス商社のミタチ産業(3321)はEVやIoT寄与で今期2桁営業増益見込んでいることで急騰した。
ANAと商船三井も高い。
業種別下落率上位は鉄鋼、情報通信、紙パルプ、鉱業、ゴムで、上昇率上位は空運、海運、陸運、サービス、不動産。

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