TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 小幅ながら3日続落。海運とトヨタが利食い売り。メガバンクと商社も安い。エーザイは抗がん剤導出で上昇。日本電産が高い
速報・市況2021年6月18日

☆[概況/大引け] 小幅ながら3日続落。海運とトヨタが利食い売り。メガバンクと商社も安い。エーザイは抗がん剤導出で上昇。日本電産が高い

大引けの日経平均は54円安の2万8,964円、TOPIXは17ポイントの1,946ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は540、値下がり銘柄数は1,570。出来高は15億1,255万株、売買代金は3兆5,356億円。
日経平均は小幅ながら3日続落。今週上昇が目立った海運株は利食い売りに押され、トヨタも1万円を下回った。
米国ではFRBによる利上げ想定時期の前倒しにより、インフレ加速への警戒感が後退したため、17日に長期金利が低下し金融株が下落した。その流れを引き継ぎ、メガバンクが安い。商品市況の下落で商社株も売られた。
一方、エーザイは抗がん剤の抗がん剤の抗体薬物複合体を、米ブリストル マイヤーズ スクイブ社に導出することで、契約一時金として6.5億ドル(約680億円)、開発・販売マイルストンの達成で最大24.5億ドル(約2,560億円)を受領すると発表し大幅高となった。
米ゼネラル・モーターズが16日に、2020年から25年までの電気自動車や自動運転への投資を従来計画から30%増やして350億ドル(約3兆9千億円)に増額すると発表した。電気自動車用モーターの日本電産はビジネスチャンスが期待され上昇した。
三井ハイテック(6966)は電動車用モーターコアの需要拡大と半導体リードフレームの収益性改善に注目した三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を引き上げたことで急騰した。
ICパッケージの銅表面処理剤のメックは、イビデンや新光電工の増産で恩恵を受けることに注目した東海東京調査センターがレーティングを引き上げたため買われた。
下落率上位は海運、鉱業、空運、保険、鉄鋼で、上昇は精密、その他製品、電機、電力ガス。(W)

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