TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 小幅安。富士フイルムは野村証券の格下げで安い。日立や海運反落。レーザーテックは反発し、武田やZHDが上昇
速報・市況2021年7月14日

☆[概況/大引け] 小幅安。富士フイルムは野村証券の格下げで安い。日立や海運反落。レーザーテックは反発し、武田やZHDが上昇

大引けの日経平均は109円安の2万8,608円、TOPIXは4ポイント安の1,963ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は910、値下がり銘柄数は1,177。出来高は9億8,118万株、売買代金は2兆2,429億円。
米国の消費者物価上昇を受けて、日経平均は安寄りしたが、その後、下げ幅を縮小した。
富士フイルム(4901)は野村証券によるレーティングを「Neutral」に引き下げたことで下落した。バイオ医薬品の開発製造受託の拠点増強を受けて、目標株価を8,300円に引き上げたが、上値余地が小さいことが理由。
その他、日立や海運が反落し、鉄鋼やタイヤも安い。
Gunosyは上期赤字予想で急落した。
一方、レーザーテックが反発し、武田薬品はシャイアー社統合によるコスト削減目標を計画より1年早く達成したことで買われた。
ZHDは子会社のヤフーが「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」で、後払い決済「ゆっくり払い」を開始したことで、クレジットカードを持っていない人の利用が増えると期待され上昇した。
アップルが今年投入する次世代「iPhone」を年内に最大9,000万台生産するよう委託メーカーに求めているとブルームバーグが報じた。アップルはこの数年間、投入した年の終わりまでの新型アイフォーン出荷台数を7,500万台程度だったため、太陽誘電には生産拡大による恩恵期待が寄せられた。
業種別下落率上位は海運、ゴム、空運、鉄鋼、繊維で、上昇率上位は建設、電力ガス、ノンバンク、医薬品、情報通信。(W)

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