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速報・市況2021年11月12日

☆[概況/大引け] 政府の行動制限緩和策による経済正常化期待で、不動産やリクルートが高い

大引けの日経平均は332円高の2万9,609円、TOPIXは26ポイント高の2,040ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,698、値下がり銘柄数は421。出来高は13億2,145万株、売買代金は2兆9,426億円。
日経平均は続伸。政府の行動制限緩和策による消費者心理の改善が期待され、経済正常化で恩恵を受ける不動産株や人材関連のリクルートが買われ、景気敏感セクターの鉄鋼株も高い。
特に渋谷を地盤としている東急不動産(3289)は、三鬼商事が集計しているオフィスビル空室率でベンチャー企業が多い渋谷区の空室率が10月は5.89%と前月比0.86%低下していることも追い風となった。
来週の米中首脳会談により、対中圧力が緩和に向かえば、中国株が上昇し、ソフトバンクグループも含み益や運用成績が改善するという期待が寄せられた。
大真空とメドピアは好決算でストップ高となった。
一方、東芝はガバナンス強化委員会から報告書を発表し下落した。
楽天はモバイル事業の先行投資負担による赤字決算で売られ、スズキはインドの四輪販売台数見通しを前期比11%増→6%減に下方修正したことで下落した。
業種別上昇率上位は不動産、鉄鋼、鉱業、建設、情報通信で、下落は石油。(W)

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