TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は小反落だが、TOPIXは小幅ながら6日続伸。エーザイがストップ高。レーザーテックは続落
速報・市況2021年6月8日

☆[概況/大引け] 日経平均は小反落だが、TOPIXは小幅ながら6日続伸。エーザイがストップ高。レーザーテックは続落

大引けの日経平均は55円安の2万8,963円、TOPIXは1ポイント高の1,962ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,399、値下がり銘柄数は692。出来高は9億2,866万株、売買代金は2兆1,864億円。
日経平均は前場に121円高の2万9,140円となったが、75日移動平均線(2万9,203円)で上値が阻まれ、反落した。
みずほ証券では、年初からの信用買い残の平均買いコストは2万9,172円と推計し、2万9,000円前後からの戻り売り圧力は強いと指摘している。
なお、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、中期経営計画で2024年3月期の営業利益目標が控えめだったことで売られたダイキン工業などが売られたが、東証1部全体では上昇銘柄の方が多く、TOPIXは下落を免れ小幅ながら6日続伸となった。
エーザイはアルツハイマー型認知症治療薬が米国で迅速承認されたため、ストップ高となった。
シスメックスはエーザイとアルツハイマー型認知症の血液検査キットを共同開発していることから関連銘柄として人気化した。
ワクチン接種の拡大に伴い、客足が戻ることへの期待で、ペッパーフード(3053)がストップ高となり、大庄やクリエイトレストランツといった居酒屋や外食産業が買われた。
一方、レーザーテックはみずほ証券が営業利益1,000億円が株価に織り込まれたと指摘し、投資判断を「買い」→「中立」に下げたことで高値圏から続落となった。
ペルー大統領選挙の結果次第で鉱山国有化リスクがあることから、住友鉱山は売られた。
業種別上昇率上位は海運、医薬品、電力ガス、空運、倉庫運輸で、下落率上位は紙パルプ、非鉄、機械、保険、鉱業。(W)

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