TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は買い一巡後下落に。決算発表ほぼ一巡に伴い、再び米国物価動向を警戒
速報・市況2021年5月17日

☆[概況/大引け] 日経平均は買い一巡後下落に。決算発表ほぼ一巡に伴い、再び米国物価動向を警戒

大引けの日経平均は259円安の2万7,824円、TOPIXは4ポイント安の1,878ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は908、値下がり銘柄数は1,211。出来高は11億6,498万株、売買代金は2兆4,591億円。
先週末の米国株式市場が続伸となったが、週明けの東京株式市場は寄り付きこそ買われたが、買い一巡後、下落に転じた。
日本は先週で決算発表がほぼ一巡し、今後は業績面の手掛かり材料が乏しくなるため、再び米国の物価動向に関心が向かった。今晩のNY連銀製造業景況指数で仕入れ価格が上昇しているとインフレ加速が警戒され、ハイテク株が売られると不安視された。
東京エレクトロンや太陽誘電といったハイテク株が売られ、米国売上高比率の高いホンダやリクルートといった米国で求人検索のインディード社を傘下に持つリクルートも安い。
そのほか、非鉄株と海運株が軟調だった。
一方、トヨタは自動運転の特許数で上位に入ったと報じられたことで買われた。
LINEに対する行政指導をきっかけに株価が調整していたZホールディングスは安値圏とみた買いが入り続伸となった。
ケイアイスター不動産(3465)やオープンハウスは好決算で買われた。
業種別下落率上位は非鉄、海運、サービス、機械、情報通信で、上昇率上位は不動産、その他製品、空運、輸送用機器、ゴム。(W)

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