TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は600円高の2万9,149円。バイデン大統領が予算教書で6兆ドル(約660兆円)規模の歳出要求観測を好感
速報・市況2021年5月28日

☆[概況/大引け] 日経平均は600円高の2万9,149円。バイデン大統領が予算教書で6兆ドル(約660兆円)規模の歳出要求観測を好感

大引けの日経平均は600円高の2万9,149円、TOPIXは36ポイント高の1,947ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,847、値下がり銘柄数は315。出来高は13億5,662万株、売買代金は3兆1,088億円。
バイデン米大統領が28日に発表する予算教書で、6兆ドル(約660兆円)規模の歳出を要求すると報じられたため、日経平均は大幅高となり、2万9,000円を回復した。
幅広い銘柄が上昇し、ソフトバンクグループやトヨタ、東京エレクトロン、三菱UFJFGや景気敏感セクターの鉄鋼株や非鉄株、機械株が買われた。
ワクチン普及期待で、オリエンタルランドも高い。
欧州エアバスの増産報道で炭素繊維の東レや航空機エンジン用チタンの大阪チタニウムに連想買いが入った。
治験支援のEPSはMBO(経営陣による買収)が発表されストップ高。
日野自動車(7205)はBofA証券が「買い」を再強調し、目標株価を1,200円→1,300円に引き上げたことが好感された。前期の第2四半期より取り組んだ構造改革プロジェクトにより、収益体質は大幅に改善し、2022年3月期以降はインドネシアを中心に世界商用車販売は回復する可能性大と解説している。
一方、花王は売られ、アドバンテストは反落し、サイバーエージェントはエイベックスの持ち株比率を引き上げたが、相乗効果が期待しにくいという見方から共に下落した。
業種別上昇率上位は非鉄、鉄鋼、機械、海運、繊維で、下落業種はなし。(W)

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