TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は639円安。米国株安と配当落ちが影響。電機と銀行が売られ、旅行関連と居酒屋は高い。アンモニア関連のIHIが上昇
速報・市況2021年9月29日

☆[概況/大引け] 日経平均は639円安。米国株安と配当落ちが影響。電機と銀行が売られ、旅行関連と居酒屋は高い。アンモニア関連のIHIが上昇

大引けの日経平均は639円安の2万9,544円、TOPIXは43ポイント安の2,038ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は338、値下がり銘柄数は1,786。出来高は16億259万株、売買代金は3兆8,556億円。
前日の米国株が長期金利上昇と債務上限交渉の行き詰まりで売られたため、本日の東証も大幅安に見舞われた。日経平均の下げ幅のうち約180円は配当権利落ち分。
ソフトバンクグループや東京エレクトロンが売られ、キーエンスと村田製作も安い。
その他、メガバンクが下落し、日本郵政は政府が第3次売却を年内実施と報じられたことが響いた。
ヒューリックは公募増資発表で大幅安となった。
一方、緊急事態宣言の解除が決定し、日本航空やHIS、エアトリなどの旅行関連とワタミや串カツ田中、鳥貴族など居酒屋は物色された。
IHI(7013)は航空機エンジンを製造しているため、アフターコロナ関連と見られていることに加えて、アンモニア関連としても注目されている。アンモニアは燃やしてもCO2を排出しないため、IHIでは国内最大の火力発電事業者のJERA(東京電力と中部電力の合弁会社)とアンモニア混焼火力発電の実証事業に取り組んでいる。
業種別下落率上位は精密、電機、銀行、保険、機械で、上昇は空運。(W)

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