TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 日経平均は699円安の2万7,448円。ソフトバンクGやNEC、マネックスが下落。セブン&アイが買われ、王子HDと武蔵精密は今期予想で高い
速報・市況2021年5月13日

☆[概況/大引け] 日経平均は699円安の2万7,448円。ソフトバンクGやNEC、マネックスが下落。セブン&アイが買われ、王子HDと武蔵精密は今期予想で高い

大引けの日経平均は699円安の2万7,448円、TOPIXは28ポイント安の1,849ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は335、値下がり銘柄数は1,800。出来高は14億835万株、売買代金は3兆523億円。
前日の米国で4月の消費者物価指数が前年同月比4.2%上昇となり、約12年半ぶりの大幅な伸びを記録し、米国株は3日続落となった。
本日の日経平均も3日続落となったが、今晩の米国で4月の生産者物価指数が発表されるため、警戒感から日経平均は終盤さらに一段安となった。
ソフトバンクグループ(9984)は株高に依存した利益拡大が評価されず下落した。
東京エレクトロンなど半導体関連が軟調で、NECは今期減益予想により売られた。
米国の電気自動車メーカーのテスラのイーロン・マスクCEOが、「ビットコインのマイニング(採掘)や取り引きで化石燃料が急激に使用されているのを懸念している」と述べ、「テスラはビットコインの決済を停止した」とツイートしたため、ビットコインが急落し、仮想通貨交換業のコインチェックを傘下に持つマネックスは売られた。
一方、セブン&アイは米投資会社バリューアクト・キャピタルによる保有が判明し、関心を集めた。セブンイレブンのフランチャイズビジネスの持続的成長により、日本発の「グローバル・チャンピオン」企業に成長すると保有動機を説明している。
王子HDは今期の収益見通しが好感された。
三菱ケミカルは今期の収益予想が新型コロナウイルス感染拡大前の水準を見込んでいることで買われ、武蔵精密は今期の大幅増益・増配見通しで急騰した。
業種別下落率上位は精密、情報通信、電機、サービス、その他製品で、上昇率上位は紙パルプ、ゴム、ノンバンク、食品、銀行。(W)

関連記事