TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 月末接近で上値を買う動きが乏しく、日経平均は小反落。セブン&アイや鉄鋼が買われ、トレックス・セミコンは反発
速報・市況2021年6月28日

☆[概況/大引け] 月末接近で上値を買う動きが乏しく、日経平均は小反落。セブン&アイや鉄鋼が買われ、トレックス・セミコンは反発

大引けの日経平均は18円安の2万9,048円、TOPIXは3ポイント高の1,965ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,466、値下がり銘柄数は624。出来高は8億7,073万株、売買代金は1兆9,680億円。
手掛かり材料難の中、月末接近で上値を買う動きが乏しく、日経平均は小反落となった。
ただし、東証1部全体では上昇銘柄数の方が多く、TOPIXは下落を免れた。
半導体関連の東京エレクとアドバンテストが売られ、エーザイはモルガン・スタンレーMUFG証券による投資判断引き下げで続落となった。
新型コロナの影響一巡後もオフィス関連の需要減少が警戒され、複合機のリコーや印刷用紙の日本製紙が軟調だった。
一方、セブン&アイは米国のガソリンスタンド併設型コンビニの「スピードウェイ」の買収について、米連邦取引委員会(FTC)が承認したことで買われた。
塩野義製薬は新型コロナウイルスワクチンを来年1月から年間最大6,000万人分の生産が可能と伝わり、上昇した。
ロシア政府が高騰する国内の商品価格抑制のために、鋼材や非鉄などに15%の輸出税を検討していると報じられたことを受けて、輸出税が課せられれば、ロシアからの輸出が減少し、アジアの鋼材市況に好影響との期待から日本製鉄やJFEは続伸となった。
次世代パワー半導体関連のノベルクリスタルテクノロジー社に出資しているトレックス・セミコン(6616)は4日ぶりに反発した。
業種別下落率上位は鉱業、精密、空運、倉庫運輸、紙パルプで、上昇率上位は鉄鋼、海運、小売、証券、繊維。(W)

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