TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 朝方はエムスリーの今期予想非開示や自民全敗で下落したが、売り一巡後切り返し、旅行関連がまとまって物色された
速報・市況2021年4月26日

☆[概況/大引け] 朝方はエムスリーの今期予想非開示や自民全敗で下落したが、売り一巡後切り返し、旅行関連がまとまって物色された

大引けの日経平均は105円高の2万9,126円、TOPIXは3ポイント高の1,918ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は942、値下がり銘柄数は1,139。出来高は9億7,477万株、売買代金は2兆874億円。
エムスリーが先週末の決算発表で、今期の業績予想を公表しなかったことで売られた。今後発表される成長株の決算でも同様に、今期予想の公表を控える企業が多いのではないかと警戒されたことや、衆参3選挙で自民党が全敗したことも影響し、朝方の日経平均は下落したが、売り一巡後に切り返した。
ANAは前期の最終赤字予想が従来予想と比べて縮小したことで買われたが、緊急事態解除後を先取りして日本航空やJR東海、JR西日本のほか、オリエンタルランド、HIS、オープンドア(3926)など旅行関連がまとまって物色された。
東京製鉄は今期の業績回復見通しと自社株買いを決議したことが好感され、一時ストップ高となった。
一方、日本電産は続落となり、巣ごもりゲーム関連の任天堂とソニーグループが売られた。
エムスリーの下落の影響を受け、オンライン診療関連のメディカル・データ・ビジョンとメドピアも安い。
そのほか、小野薬品や第一三共といった医薬品株も下落した。
業種別下落率上位は空運、陸運、鉄鋼、海運、非鉄で、下落率上位は医薬品、水産農林、倉庫運輸、その他製品、ゴム。

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