TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米インフラ投資計画合意で鉄鋼上昇。日立は鉄道事業に注目したBofA証券が目標株価を引き上げ人気。マツダはUBSの2段階格上げで急騰
速報・市況2021年6月25日

☆[概況/大引け] 米インフラ投資計画合意で鉄鋼上昇。日立は鉄道事業に注目したBofA証券が目標株価を引き上げ人気。マツダはUBSの2段階格上げで急騰

大引けの日経平均は190円高の2万9,066円、TOPIXは15ポイント高の1,962ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,595、値下がり銘柄数は504。出来高は9億426万株、売買代金は2兆1,422億円。
バイデン大統領が超党派議員グループとインフラ投資計画で合意したことが好感され、東証では鉄鋼や非鉄や化学といった素材産業がインフラ投資関連として上昇した。
日立(6501)は世界4位の総合鉄道車両メーカーということに注目したBofA証券が目標株価を引き上げたため関心を集めた。自動車や航空機に比べ輸送単位当たりのCO2排出量が少ない鉄道は、米国政府の環境政策投資の恩恵を受ける期待があると解説している。
半導体関連のレーザーテックが反発し、アドバンテストは株価の1万円超が続く場合、株式分割を実施すると発表したことで買われた。
ワクチン接種の普及を受けて、資生堂が好調。
マツダはUBS証券が投資判断を「Sell」→「Buy」に引き上げ、急騰した。半導体不足影響は会社想定より小さく、欧州電動化の遅れなどは株価に織り込み済みで、新モデル投入効果を十分に織り込んでいないと論じている。
一方、エーザイは反落し、日本オラクルは大幅な特別配当を発表したが、今後数年は特別配当が期待できないという見方から急落した。
海運株は利食い売りで下落。
業種別上昇率上位は鉄鋼、鉱業、非鉄、化学、電機で、下落は海運、精密、倉庫運輸。(W)

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