TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 米6月消費者物価を前に伸び悩み。日銀の脱炭素融資優遇観測でレノバが高い。半導体製造装置はGS証券の格下げで下落
速報・市況2021年7月13日

☆[概況/大引け] 米6月消費者物価を前に伸び悩み。日銀の脱炭素融資優遇観測でレノバが高い。半導体製造装置はGS証券の格下げで下落

大引けの日経平均は149円高の2万8,718円、TOPIXは14ポイント高の1,967ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,642、値下がり銘柄数は468。出来高は9億5,752万株、売買代金は2兆1,801億円。
前日の米国株が連日の最高値更新となったため、日経平均も戻りを試したが、283円高の2万8,852円を高値に伸び悩んだ。
今晩の米国で6月の消費者物価が発表されるため、上値追いが控えられた様子。
なお、日銀が15~16日の金融政策決定会合で、脱炭素につながる企業向け融資をする金融機関に対して、低利で数年単位で長期資金を供給する見通しと報じられたことで、太陽光発電やバイオマス発電、風力発電を行っているレノバ(9519)は大幅高となった。
その他、オリックスも再生可能エネルギー事業を手掛けているため物色された。
タマホームは連続増益見通しや中期経営計画が好感されたことで急騰し、コスモス薬品は13期連続増益で買われた。
一方、レーザーテックとアドバンテスト、SCREENはゴールドマン・サックスによる投資判断引き下げで売られた。
レーザーテックについては成長ストーリーが概ね株価に織り込まれたと指摘し、アドバンテストに関しては中華圏スマホの出荷台数の低迷の影響を考慮し、それぞれ「買い」→「中立」にさげた。
SCREENは「中立」→「売り」に下げた。TSMCとインテルが最先端ノード向けを中心に設備投資を拡大させる中、EUVプロセスの採用増により洗浄のプロセスが減少することで、洗浄装置の相対的なシェアはやや落ちると予想していることが理由。
業種別上昇率上位は鉱業、ノンバンク、保険、金属、ガラス土石で、下落は陸運、空運、サービス、その他製品。(W)

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