TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 続落。感染拡大と円高、中国GDPが予想以下も重し。日立が売られ、脱炭素関連は利食い売り。電鉄が安く、鉄鋼は上昇
速報・市況2021年7月15日

☆[概況/大引け] 続落。感染拡大と円高、中国GDPが予想以下も重し。日立が売られ、脱炭素関連は利食い売り。電鉄が安く、鉄鋼は上昇

大引けの日経平均は329円安の2万8,279円、TOPIXは23ポイント安の1,939ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は279、値下がり銘柄数は1,839。出来高は9億7,117万株、売買代金は2兆1,142億円。
東京都の新規感染者数が14日に約2カ月ぶりに1,000人を超え、第4波のピークを上回ったことを受けて、日経平均は続落となった。
FRB議長が議会証言で金融引き締めを急がない姿勢を示したことで米国長期金利が低下し、1ドル=109円台後半の円高となったことや、中国の4~6月期GDPが前年同期比7.9%増となり、予想の8.1%増を下回ったことも重しとなった。
日立は米IT大手のグローバルロジックの買収完了を発表したが、効果を発揮するのが2025年と先なので続落となった。
脱炭素関連のレノバとイーレックスは利食い売りに押された。
感染拡大の影響で、西武やJR東日本などの電鉄株が売られた。
「楽楽精算」のラクス(3923)はCLSA証券が「Buy」→「アンダーパフォーム」に引き下げたことで急落した。
一方、日本製鉄とJFEはUBS証券による新規「Buy」で買われた。
中古車買い取り販売のIDOMは業績上方修正で急騰。
日本電子は、EUV投資の拡大で電子ビームマスク描画装置の需要が増加することが期待されており、上場来高値を更新した。
業種別下落率上位は鉱業、陸運、ノンバンク、電力ガス、精密で、上昇は鉄鋼。(W)

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