TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 続落。米株反落リスクを警戒。JFEや塩野義が売られ、海運と旅行レジャー関連は高い
速報・市況2021年11月8日

☆[概況/大引け] 続落。米株反落リスクを警戒。JFEや塩野義が売られ、海運と旅行レジャー関連は高い

大引けの日経平均は104円安の2万9,507円、TOPIXは6ポイント安の2,035ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は804、値下がり銘柄数は1,276。出来高は12億3,179万株、売買代金は2兆8,264億円。
日経平均は続落。先週末にナスダック総合指数は10連騰となったが、2009年12月に記録した11連騰に接近しているため、そろそろ上昇一服となることが警戒された。
JFEは日本製鉄との業績格差で大幅安となった。
米ファイザーにコロナ治療薬で先行された塩野義製薬も売られ、アウトソーシングは子会社の不適切会計による決算発表延期で急落した。
一方、海運株が反発し、ファイザー社が開発している新型コロナウイルス向け飲み薬が入院や死亡するリスクを約9割減らせたことを受けて、先週末の米国株式市場と同様に旅行レジャー関連が物色された。
マネックスは米国子会社のNY市場上場計画で2日連続ストップ高となった。
プリント配線板のメイコーは業績上方修正で急伸した。
技術者派遣のUTグループ(2146)は通期営業利益予想を下方修正したが、株価は年初来高値を更新した。採用関連費用を積み増すことで営業減益となるが、足下の受注は過去最高水準のため、積極的な人材確保策が支持された。
業種別下落率上位は鉄鋼、水産農林、建設、その他製品、医薬品で、上昇率上位は空運、海運、鉱業、石油、精密。(W)

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